あなたは自分にYesと言える?「多様性」が重視される今、あえて直視したい「自分と近い人の力」

最近、企業では「ダイバーシティ」と銘打って多様性を活かすことがもてはやされているように思います。違いを活かすということは私も大賛成なのですが(過去にこういう記事も書いてますし)、私は「同じ」を活かす、も同様に大切なことだと思っています。

 

特に最近、システムコーチングで違いを活かしあうという話や場作りをし過ぎたのか(笑)人って「違いがないといけないんじゃ…」という意味不明の強迫観念が出てまいりましたので、今回は「同じ」を活かすということに目を向けてみます。

 

 

人は完全に同じ人はいないので、どんな人も違いがあると言えばあります。なので、この場合の「同じ」は資質が近い人と捉えて下さい。自分と近いか、違いが大きいと見るかは「完全な主観」でございます。

 

ちなみに私は、

 

  • 外向よりも内向の人
  • 話すよりも聞くことを大切にする人
  • 広めるよりも深めるエネルギーが強い人
  • 抽象的な概念よりも言語化に長けた人
  • 人にあわせず、自分を優先する人

 

あとは、近いことに関心があり、共通体験や言語が多い人を「自分に近い人」と見ています。

 

 

自分に近い人の良さを考える前に、まず、「違いがある人」と関わる良さとは何でしょうか。
それは「自分を見つけられること」だと思います。

 

 

例えば、こちらの記事で書いた、私のシステムコーチングのペアコーチですが、以前話をしていて「誰も自分のことを知らない、大勢の人がいる場所にいくことがワクワクする^^」と言っていました。

 

 

 

・・・。

 

 

 

 

 

え・・・^^??

 

 

 

 

私からすると全くもって理解不能なこの行動。

 

 

ただ、この時「私は誰も自分のことを知らない大勢の場所に行くのは嫌だと感じる人」だと自分自身に気づくことができます。そして何で嫌だと思うのかを見ていくと、自分は少人数の人と深く関わることが好き、というのが出てきます。これが「私自身」ですね。

 

 

つまり、違いがある人は赤や黄、緑などの色を見せてくれて「私は…青かな」と気づかせてくれる存在と言えます。

 

 

では、「自分に近い人」と関わる良さは何でしょうか。
それは「自分にYesをだせること」だと思います。

 

 

例えば、私は場作りをするときに「聞くこと」を大切にしたい人なのですが、ウィメンズ・サークルをご一緒しているゆりさんも同じく「聞くこと」を大切にしている方。つまり、自分の大切にしていることを、同じように大切にしてもらえるので、私は自分自身にYesをもらえたような気持ちになります。

 

他にもゆりさんは、自分の「やりたい!」から始めること、嘘をつかないこと、など大切にしていることがいくつか私と重なっているため、自信をもって自分自身で在れる感覚になります。

 

「自分に近い人」は「私は青です!」と自分が色濃くなれる存在と言えます。

 

 

自分が出来ないことをサポートしてもらう時、場に広がりを持たせたい時、「違いがある人」の存在が欠かせません。

 

 

しかし、

 

 

自分が120%自分で在りたい時、場を深めたい時、「同じがある人」の存在こそ、私にとってはかけがえがありません。

 

あなたの周りの人たちは自分を見つけさせてくれる人、自分にYesを出させてくれる人、どちらが多いですか。
多様性を活かすとは、決して違いを活かすだけではないのだと私は思います。

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