システムコーチングをしてもらったらどうなるの? 私もコーチングしてもらいましたっていうお話。

[voice icon=”https://yukogendo.com/wp-content/uploads/0014_original.png” name=”げんどうゆうこ” type=”l”]先日は連続で私が行なっているシステムコーチングについて記事を書いてみました。自分が提供するものに対しては、自分も体験しないと説得力がないので、私自身もシステムコーチングを受けることがあります。今日はその体験記を書いてみました。[/voice]

 

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先日、システムコーチングって何?どんなもの?っていう記事を書いてみました。

 

今回は

 

「・・・で、システムコーチングしてもらったらどうなるの(?_?)」

 

について書いてみます。 システムコーチングそのものを受ける機会ってまだ少ないんじゃないかなぁと思います。どんなものか少し知ったら「じゃ、うちの組織で受けてみよう!」とはならないでしょう。ちなみに私は絶対なりません…。

 

システムコーチを行うなら、その力を自分が体験していないと人には伝えられないよねってことで、私は自分もシステムコーチングを積極的に受けるようにしています。
(女性が自分が使ったことのない化粧品を「いいらしいよ」とお勧めするのと、使った後に「こんな効果があってこんな風によくなったよ!」と体験を持って伝えるのは説得力が違いますよね。)

 

今回は、一緒にシステムコーチングの講座を受講したご夫婦の方にコーチをお願いし、今後ワークショップを一緒にやろうと話している方(この方も同じ講座を受講していたシステムコーチ)と一緒に受けてみました。

 

つまり、コーチ2名、クライアント2名です。

イメージしやすくするためにちょっと、私たちがどんなペア(=システム) なのかを紹介してみます。

 

私 ・・・ 女性、30代
相手・・・男性、40代

 

( 背景・お互いの共通点とか )

  • お互いにIT業界で働いている、いた経験がある
  • 対話を大切にしている
  • チーム作り、ファシリテーションに関心が高い
  • システムコーチングを一緒に学んでいる(同じ講座の受講生)
  • 知り合って1年位。
  • 場作りをするにあたって関係性の質を高めたいと思っている

 

 

という感じ。 お互いに対話する文化に馴染んでいて、もともと関係性も良好なシステムですね。

 

システムコーチングは通常事前アンケートやインタビュー、組織の場合は組織診断ツールなどを使用して現在のシステム状態を見立ててもらうところからスタートします。
(用語で言うと、システムのアセスメント)

 

 

今回も、コーチに事前アンケートを行ってもらい、私たちの回答を元に、当日私たちにどんなワークを行うのか考えておいてくれました。(事前アンケートの回答はそれぞれするので、お互いに相手がどんな回答をしたかはもちろん分からない状態です)

 

 

セッションはソファで雑談するような感じで行いました。

 

お互いにコーチから質問されることに対して、それぞれが回答したり、時には1人だけ話してペアが一定の時間相手の話を聞いている時間をとったり。

 

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今回は、2人の関係性を高める上でお互いを阻んでいるものを浮かび上がらせるようなワークを実施してもらいました。

 

セッションのキーワードになったのは「遠慮」。打ち合わせしてるし、いろいろなことを話ししているけど「まだ遠慮してるんじゃないかな〜。それってどうしたら解消できるんだろう」とお互いに思っていたみたいです。

 

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もしかしたら「え?単に『遠慮しないで!』」って相手に伝えればいいじゃん!
と思った人がいるかもしれません。ただ、前回の記事で書いた通り、関係性の質が高い状態というのはお互いの価値観が共有できている状態なので、その裏側にある気持ちを伝え合うということが大切なんですね。

 

もちろん、関係性の質を高めていくことはコーチがいなくても出来ます。ただ、第三者に関わってもらい、思いもよらない角度から質問をしてもらうことで、2人では話せないことがすっと話せたり、お互いに気づかなかったことに気づくことが出来るのです。

 

相手に「遠慮しないでよー」と直接伝えることはもちろん出来ます。でも、コーチに「遠慮があることでお互いの関係性にどんないい影響を与えているの?」と聞かれた時に私自身も「うーん。一気に相手に踏み込んで関係を壊したくないから、遠慮でそれを守っているのかも」と気付いて、コーチに伝えてみました。(それを、相手が聞いているので、相手が私がどのようなことを大切にしているかを知っていくことになるのです。)

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このように、コーチペアに関わってもらって、遠慮の裏側にあるお互いの気持ちを伝え合ったり、何をお互いに大切にしているのかを話したり、今後のお互いに関わるときに「何をやってみるのか」「何を辞めるのか」を決めてセッションを終わりました。

 

実はこの記事を書いている段階ではセッションから2ヶ月経っており、その後何度か相手と話をしましたが、お互いにはっきりと自分たちの感覚があってきている (=関係性の質が高まっている) のを感じました。

 

私が個人的に感じた変化は

 

  • 相手に対して遠慮の気持ちが生じることが引け目ではなく、安心感に変わった
  • もっと相手に踏み込んで大丈夫という気持ちになったので、「こうしたい」「こっちがいい」ということを以前よりも率直に言えるようになった
  • 相手が今なんでこの発言をしているかの意図が汲み取りやすくなった

 

という感じ。その後時間が経ってお互いに対話も重ねているので、今では「私、ちょっと言い過ぎたかも…」って思うことが起こる位(笑)

 

 

 

お互いの感覚・感触がつかみやすくなり、私たちというシステムの色が現れ始めているような気がします。

 

私が小さい頃に読んだ好きな本の中に「あおくんときいろちゃん」という本があります。 あおくんときいろちゃんが一緒に遊んでいたら途中で緑色になってしまう・・・という話なのですが、ペアでシステムコーチを受けるということはこのお互いの重なる色を探って、色濃くしていくようなプロセスであると感じました。

 

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システムコーチは関係があまりよくないシステムに対して行うことも多いです。(コミュニケーションが行き詰まっている夫婦、部門間でギスギスしている組織など) ただし、今回の私たちのように、もともといい関係のシステムに対してもとても有効です。

 

自分たちで対話を重ねて関係性の質を高めていく時間をぐっと短縮できますし、私は、深い関係性に喜びを感じる価値観の持ち主なので、何より相手の本音に触れられる時間は自分にとって幸せな瞬間でした。

 

今回のセッションですが、一緒に受けたペアもシステムコーチングを受けた話をブログに書いていました。 1つのセッションをまた別の視点からどのように感じたかが伝わると思います。

 

特に「なぜ2人でシステムコーチを受けようと思ったか」に関しては私の記事より詳しく書かれているので、ぜひ読んでみてください。

 

こちらから▽▽
[体験] 関係性システム・コーチング®を受けました

 

※通常コーチングセッションは、守秘義務の範囲で行われ、その内容やクライアントとコーチの関係が一般に公開されることはありません。今回はクライアントの私たちもシステムコーチであり、セッションの内容の公開に同意しているため記事にしています。

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対話ができる関係性・チームを築くために ワークショップデザイン × ファシリテーション でサポートする人。 プロフィール

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