Art of Hostingを知っていますか? 誰かと「共に」アクションをとりたいあなたへ、参加型リーダーシップ道場へのお誘い

[voice icon=”https://yukogendo.com/wp-content/uploads/0014_original.png” name=”げんどうゆうこ” type=”l”]今回は、私がファシリテーションの学びの多くを得ている、Art of Hostingの記事。3泊4日の合宿形式で対話を行うのですが、今年は主催するチームに入っているので、ぜひご案内をさせてください。[/voice]

 

 

今年(2015年)のGW、5月3日(日) 〜 5月6日(水・祝)にArt of hostingが日本で開催されます。現在、そのホスティングチーム (準備や設計をする側)に参加しているので、今回はArt of hostingについてご紹介します。

 

 

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Art of hostingって何…?

 

そもそもArt of hostingとは何でしょう?

私が関わっている活動の中でも、説明が難しいものの1つなのですが、全く知らない人に伝える時の最初の一言は、

 

“参加型リーダーシップを学び、実践する合宿型トレーニング”

 

と伝えてます。トレーニングは世界中で自主的に開催されており、日本でも1年に1回開催されています。

 

 

  • リーダーシップ
  • ファシリテーション
  • 自律型組織 (学習する組織、フロー経営など)

 

などに関心があり、

 

 

  • コミュニティで仲間と大切な話をしたい方
  • 皆に主体性を発揮してもらえる場作り、対話の手法を学びたい方
  • 複雑性*に立ち向かえる理論を学んだり、経験を積みたい方
  • 自分自身とチーム、コミュニティの可能性を信じている方

*混沌としたチームの状態、多様化されていて解が明確に分からない状態と捉えて下さい。

 

 

 

そして、誰かと「共に」アクションしたい と考えている方なら、ぜひオススメ。

 

 

 

このトレーニングは多様化・複雑化している社会に対応するための自律型組織になっていくプロセスを体験するものなので、自分のチーム、コミュニティを「お互いの力を活かしあって自律して進んでいける状態にしたい!」という気持ちがある方に来てもらいたいです。

 

( 参考 )

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トレーニングでは何をやるの?

 

続いての質問。何をやるの?です。合宿型トレーニングなので、それなりに費用がかかります…よく分からないものに大金を費やせる人って多くはないですよね。

 

トレーニングでは理論と実践があり、下記のようなことをします。

 

理論

AoHの核となる概念を学びます。 これは呼びかけ人の方やコアチームの方など経験がある方から教わる時間なので、参加者は聞いて学ぶ時間。

 

内容は

 

  • 8breaths
  • Cathodic path
  • 4 fold practice

 

など。

 

これらは話し合いの場を効果的にデザインするための原則や考え方なのですが、分からなくて大丈夫。

 

私、何度か聞いてるけどちゃんと分かってないし(笑) 、 理論は一概には身につかないです。  ただ、トレーニングに来たら「こういう理論を学ぶ時間もあるんだな」位に思ってもらえると。

 

( 参考 : AoH Fukushima より。 8breathsというフレームワークの説明 )

スクリーンショット 2015-04-04 21.53.06

実践

参加する方のメインとなるのが、多様な人が対話をする手法を実践することです。 具体的には、ワールドカフェ、オープンスペーステクノロジー、AI (appreciative inquiry )、プロアクションカフェなど。これらを参加者がホスト ( =企画) したり、参加したりします。

 

AoHでは、企画者になる ( = ホストする ) チャンスを自らとりにいくことをホスティングチャンスと呼びます。初日にこういうシートが置かれているので、どの方法は企画者になりたいか、初日に考えて名前を書きます。

Hosting Chance

ちなみに私はAoH Fukushimaに参加しましたが、OST (オープンスペーステクノロジー)のホスト、残りの対話は参加者になりました。ホストは立候補制なので、すべて参加者として味わってみたければ参加するだけも可能です。

 

ただ、ホストに立候補すると企画方法のポイントなどをコーチから教わることが出来るので、実際に場作りをしている人はいくつか立候補してみることをおすすめします。 ただ、企画は休み時間や夜の時間に行うため、立候補しまくると合宿の間全く休めなくなるということになりますのでご注意ください。。。

 

参考までに昨年の内容はこちら▽▽

1日目&2日目スクリーンショット 2015-04-04 21.24.48

 

3日目&4日目スクリーンショット 2015-04-04 21.30.11

 

AoH Fukushimaで実践したのは下記の手法。今年も近い内容を実施します。

 

  • ワールドカフェ
  • OST ( オープンスペーステクノロジー )
  • AI
  • Collective story harvesting
  • Design for wiser action

 

 

対話って、何の話をするの??

 

AoHは回ごとにテーマや参加者に向けた呼びかけの問いというものがあります。
ちなみに今回のテーマは

 

私たちの社会に今必要な教育と学び ~異なる価値観や利害を持つステークホルダーと前進するために~

 

呼びかけの問いは

 

今の社会システムの枠にとらわれず、自分が自分らしく、相手もみんなも自分らしくいる社会のために、私はどんなアクションを取るだろうか?

 

今回は教育をテーマに参加者の方に問いかけをしています。この問いに対して「ピン!」と来た方、ぜひG.Wは私たちと一緒に対話をしましょう!

 

この呼びかけの問いは私が参加しているプロセスデザインチームで何度も何度も時間をかけて考えたもの。

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写真は話し合いの様子です。

 

AoHはホスティングチームの準備のプロセスもトレーニングと捉えています。他のチームも現在、G.Wに向けて準備中ですよ。

 

私はリーダーシップは「自らの意思で選択すること」だと考えています。例えば、打ち合わせにに黙って参加している人がいた場合、もしその人が「だるい…呼ばれたからいるだけだし…」と思っていたなら、その人はリーダーシップがない人です。

 

でも「今、自分がするべきことは集中して周りの話を聞いて、自分の意見をまとめることだ」と決めて選択して黙っている状態ならその人はリーダーシップがある人です。つまり、今あなたがいる場所で、あなたができるリーダーシップの発揮方法はごまんとある訳ですね。

 

自分はリーダー (という役職・地位)じゃないし…っていう言い訳は即刻辞めて、リーダーシップは全員が持つものだと本当、目を覚ましてもらいたい。

 

 

今年のトレーニングは2015年5月3日(日)14:00~5月6日(水・祝)16:00ごろまでです。関心を持っていただいた方は、ぜひ私とご一緒しましょう!

 

申し込みの案内ページはこちらから

 

今の社会システムの枠にとらわれず、自分が自分らしく、相手もみんなも自分らしくいる社会のために、あなたはどんなアクションを取りますか?


※ この記事はArt of hosting (以下、AoHと記載) を全く知らない人を想定し、分かりやすさを重視でかなり簡略化した説明を書いています。AoHは世界中で実施されているリーダーシップトレーニングのネットワークなので、きちんと理解したい方はこちらや、英語が読める方は必ずこちらをご確認下さい。また、正式名はArt of hosting and harvesting conversations that matter と言います。

 

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対話ができる関係性・チームを築くために ワークショップデザイン × ファシリテーション でサポートする人。 プロフィール

このブログでは仕事の裏の学びや暮らし、自分の好きなことについて書いています。記事のシェアも嬉しいです!

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