Facebookを見ていて気になる記事が流れてきました。
「境界」のない時代 — 箱から飛び出して、多様な人と協働しモノゴトを創造できるか
若いうちに海外に行ったり、いろいろな分野に触れて、多様な体験を積むこと、これに尽きますね。若い人ほど、出会う人や行った場所にシャープに反応します。私も若い頃アメリカに行きましたが、「えっ、こういうことなの!?」と、日本にいては思いもかけないことをたくさん経験しました。
違うものに触れる機会をどれだけ増やすかがポイント。世界にはいろいろな人がいて、いろいろな価値観があり、それぞれ生活していることを実感として理解してほしい。
普段システムコーチングをやっていて感じる、チーム力を発揮しやすい人とはやっぱり「柔軟な人」です。 自分の常識・価値観だけを握り締めている人は、他者のそれを受け入れ、活かす力が弱い。
多様な人と協働しモノゴトを創造するために、チームでシステムコーチングを受ける・・・も、もちろんいいのですが! 私もこの記事で書かれているような、違うものに触れ、「自分の常識が外れる経験をたくさんすること」が大切だと考えています。
そして、「自分の常識が外れる経験をたくさんする」ために、おすすめの最も簡単な方法は「途上国に1人で行ってみる」こと。
ここで私の独断と偏見による途上国にバックパッカーしてみて外れる、「日本人の常識」リストを書いていきますので、この辺が常識だと思っていた人はぜひ、飛び立ってみてください。(私も学生時代にいろんな途上国に行く前は下記を常識だと思って生きてました…恥ずかし…。)
1. 商品の値段は決まっている
まず、途上国に行って一番多く経験する日本との違いはお土産を買うときに行なう価格交渉でしょう。商品に値札がついている日本と違って、途上国では値段を交渉するのが当たり前。日本人と見たら高くふっかけられるのが当たり前です。
現地価格の何倍もする値段を言われますし、実際高く買わされて怒ってる人も見かけるのですが、自分が「○円の価値がある」と思ったから支払った訳ですよね?
自分にとっての価値で支払うことが常識、ということもあるのです。 ぼったくられてカリカリ怒っていたら、ストレスで死にます。
2. 公共機関は定刻に出発すべき
これも海外に行ったらあるあるだと思いますが、数分遅れた程度で謝罪放送が流れる国は日本以外にございません。
バスや電車はだいたい遅れてるもんだし、なんならインドとか1時間遅れ程度なら定刻と見なしてるんじゃないか位の勢い。 カリカリしてたら死にます。
※もちろん、海外でも定刻に出ることはあります・笑
3. 外食するときには衛生的な食べものがでてくるはず
悲しいお知らせですが「私、ハエがたかってる食べ物は食べられないんです・・」っていう方は途上国は一生行かないほうがいいと思われます。
その辺の食堂など、ハエが集ってるのが当たり前。 ひどいとこだとこれくらい↓↓
※ちなみに、ここ普通のツアーで訪れるレストランです。何も辺鄙なところに行って撮ったわけじゃない。 カリカリしてたら・・・以下略
4. トイレットペーパーは流せるのが当たり前
世界的に見てトイレットペーパーが流せる国のほうが少ないっていうのもいろんな国を旅したことがある人にとっては常識だと思います。 というか途上国や海外に行って気づく日本の素晴らしいところの1つってトイレのすごさなんじゃないか・・・! (変な話ですみません・・・汗) 以前TVのアメトーークで旅芸人の回を見たのですが、その時も日本のトイレの素晴らしさを力説してましたよ!
5. シャワーはお湯がでるものだ
これは暑い国限定ですが、ゲストハウスはお湯が出ないところも多いので、シャワーはお湯が出るなんてのも幻想です。 ( 途上国の地球の歩き方のゲストハウスのページを見るとお湯が出る出ないの表記がありますよね?)
私、19歳のときにフィリピンにホームスティしたことがあって水シャワーで2週間過ごしたあとに日本で湯船につかったら冗談じゃなくちょっと涙でました・・・。(今まで常識だと思ってたこと1つ1つに感謝できました。。。)
書いていたらどんどん思い出してきたので続きますが、日本では落としものをしたら交番に行くのが常識で、拾って届けれくれる人がいる (確率が高い) と思っているのも日本人だけの常識。
ボビーオロゴンが日本500万円落として「人生終わった」と思ってたら届けられていてびっくりしたというエピソードをテレビで言ってましたが、途上国では落とした時点でみんなのもの(笑)だそう。 私は日本で落し物をしたらだいたい返ってきてますが、海外で忘れ物をして届けられていたことは今のところございません・・・涙。
バックパッカーでふらふらしていると、こんな感じでちょっとしたことでも自分には「日本人としての常識」があったという事実に直面しまくります。
子どもの頭を触ったらいけないとか (タイ、ミャンマーなど)、寺院の中で女性が立ち入れないゾーンがある、またはそもそも生理の女性は立ち入り禁止のところもある (ミャンマー、インドネシアなど) とか、道端に牛、豚、猿がふらふらしていたり(主にインド・ネパール)。
道端でコーヒーを飲もうと思ったら練乳が入っていて日本人からしたら考えられない位甘かったとか(ベトナム)、じゃあ落ち着いてお茶でも飲もうとコンビニでペットボトルのシュガーレスのお茶を買ったら「これはジュースか?」っていうくらい甘かったり ( 割と海外全般 ) 、じゃあ分かりましたもう水にしますってことで何も考えずに水を買ったらまずい炭酸水だったり、 ( 海外ではノンガスの水を買わないと日本と同じじゃない ) 極め付きはなぜか元々ペットボトルのふたが空いてたりもします。 (インド) ( ペットボトルを買うときは「新品で蓋はしまっているもの」という常識も吹き飛びますね!)
「もう疲れたからタクシーで帰ろう・・・」と思ったら高い金額ふっかけられるし、へとへとだからその値段で乗ったら降りるときに「Per person」の値段だと言われて人数分の金額がかかって大喧嘩になったり(←先日行ったインドネシアでもありました (^ ^) )、さらによく分からないところで降ろされたり。 ( インド) ※タクシー運転手が行き先を良く知らないから、近くまで行ったらその辺で降ろされたという意味。 ( 「タクシーの運転手は頼めば目的地まで連れて行ってくれるはず」という思い込みも吹き飛びますね!)
だいたいここまで経験すると、「もう・・・私の常識って、本当に常識じゃないんだ・・( -_-)トオイメ」と諦めの境地に達して参りますので、自分の価値観だけを握り締めて、他の視点からは考えられないということはなくなってきます。
なんだか私がただ書きたいから書いてる感が満載になってきましたが、要は自分の常識が吹き飛ぶ経験を重ねることで、体感として違いを受け入れられるようになる、ということが言いたいのです。
( 海外の中でも途上国のほうが「常識が吹き飛ぶレベル」が高いというだけ。)
「境界」のない時代を生きるには、たくさんの境界を超えて自分自身を広げ、受け入れる幅を広げていきましょう。記事で書かれている、箱から飛び出して「多様な人と協働しモノゴトを創造する」ということはこの上なく楽しいことだから。
私も、次回はどの国に行こうかなぁ…?
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