姉は自力で、妹は他力で進む!?  3姉妹の長女の私が妹から学んだ人の活かし方

今日の記事は「人に頼れず、ついつい自分で頑張ってしまう人」、「チームのリーダーなどでもっと回りに力を発揮してもらいたいと考えている人」に向けて書いています。

 

私は、タイトルにもある通り、3姉妹の長女なのでいわゆる「姉気質」が強い人です。 それどころか従兄弟などを含めた親戚の中でも一番年上なので、身近な環境の中では常に「自分が一番しっかりしないと・・・!」と思って育ちました。

 

 

親が私たち3人を家に残して外出するときには、いつも父親に呼ばれて「2人の面倒を見てあげてね」と言われ、従兄弟や妹と旅行に行くときには妹たちが「ちゃんとお姉ちゃんの言うことを聞くんだよ」と言われている状態。

 

素直な私 (※注 当時) は「そっかぁ・・・私はお姉ちゃんとして生まれたから 『私が』 頑張って何とかしてあげなきゃいけないのね!」 と思い込んで育ち、20代まではそのまま、頑張り教に入信して過ごします。

 

 

チームのリーダーになっても「自分が一番頑張らないと誰もついてこない」とか「私がやったほうが早い」とか思い込んでしまうやつですね。
今はだいぶそういう思い込みは抜けたのですが、油断するとすぐそういう方向へ頑張ろうとする自分がいます。

 

 

「頑張り教」を抜け出すようになったのは、ここ数年妹と住み始め、その考え方に常に触れるようになった、というところが大きいのですが、今日はその中でも特に「自分でなんとかしなきゃ」を抜け出す後押しとなったエピソードを紹介します。

 

 

うちの妹は幼稚園の先生をしているのですが、去年?一昨年?主任に昇格したそうです。 一応、おめでたいことだと思ったので「おめでとう (^^)/ 」と言ったら、本人はあまり嬉しそうでない感じ。

 

 

聞いてみると、昇格したのに給料が1万しか上がらなかった (業務量は増えるのに対して) ので、あまり本人にとって飛び上がって喜ぶことでもないよう。 それどころかこれを機会に給料のシミュレーションをしたとかで、「私があと10万給料を増やすには40歳になるまで待たないといけないんだよ!! 」と若干憤慨中。

 

 

ここで、皆さんに質問なのですが、自分の給料をあと10万円増やしたいと思ったらどうしますか?

 

 

 

 

 

 

 

 

私の脳内
( ・・・そっかぁ。 私があと10万お金を欲しいと思ったらどうするかなぁ・・・。 契約するプロジェクトのレベルを上げて、契約金をあげてもらうかなぁ。 または出社日を数日増やすとか? あ、自分でやっているセミナーの回数を増やす? または単価を上げるコンテンツを開発かな? 自分で単価を上げるのが難しかったら誰かとコラボしてイベントとか? とか? )

 

 

 

 

 

 

 

うちの妹の回答 ↓↓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「だから私、もうちょっとお姉ちゃんにたかろうと思うの (←大真面目な表情) 」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

えぇぇぇぇぇ- Σr(‘Д’n)

 

 

 

 

 

 

 

一瞬、「なんて○ズなんだろう・・・」ってふらつきかけましたが、同時に「ここまで人の力借りようってすごい・・・!」と。

 

 

 

もう、、目からうろこがボロッと・笑。

 

 

 

( あれ・・・私って、自分で考えた案、すべて「自力で」何とかしようとしてるじゃん・・・。 妹はとにかく「人の力」を借りようとしてる・・・。 なにこの発想の違い・・・。 )

 

 

常々妹は人にお願いしたり、おねだりするの上手だなぁ・・・いいなぁ・・・と思っている私でしたが、もう根本の発想から違うんだと・・・笑。 大変な気づきでした。

 

 

妹曰く、自分は常に親、姉 (←私) が助けてくれるのが当たり前だったから、人にお願いしたら「 基本、誰かが何とかしてくれると思っている (キリッ) 」という発想で生きているそう。

 

 

よって、主任になった今も後輩に「私は何も出来ませんので、やってください (キリッ) 」という感じで接し、後輩がすごく頑張っているそうです。 すごすぎる。 一応、姉なのでフォローしますが、私の妹は可愛げがあるタイプなので、上手に「みんな、お願い ♪」と頼って人の力を引き出しているんだと思います。

 

 

まさに、人にお願いするということは「その人の才能を発揮するチャンスを与えること」 私は、今では人にお願いをしますが、「人にお願いすればやってもらえる、助けてもらえるもの」という考えが生まれながら(?)に染み付いている妹とは違っていろいろと勉強したり、お願いされて喜びを感じる体験を通じて、徐々に「お願いする」方が人も自分も助かるし、人も力を発揮できるし、お互いにとってHappyなんだということが分かるようになってきました。

 

 

自分が苦手なこと、やりたくないことは、「別の人が才能を持っていること」 です。 もし、チームの中で「自分が」何とかしないと、と思っている気持ちが強い方がいたらぜひ、「これ、助けてくれませんか?」と周りに声をかけてみてください。

 

 

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