誰かのストーリーから共に学ぶ Art of Hosting Vietnamの学びを共有します その4.

[voice icon=”https://yukogendo.com/wp-content/uploads/0053_original.png” name=”げんどうゆうこ” type=”l”]今回はArt of Hosting Vietnamの3日目のレポートです。読んでくださっている方はいるのでしょうか笑?自分で場づくりをしている人にとってはお役に立てると思います。[/voice]

 

Art of Hosting Vietnamのレポートを書いています。ここまでの流れは下記からどうぞ。

1日目
2日目・午前
2日目・午後

 

今回は3日目午前のレポートです。

 

朝のお散歩写真。敷地が広大なので近くの山(?)を登って寺院まで行きました。

こんな感じの階段をしばらく登ります。

 

変わった石像(?)があったので一応写真撮っておいた。

朝からひと運動ですね。この時朝の7:40分くらいだったはず。

登って行った先には岩の中の洞窟が。(ここ、確か中に入ってみたらコウモリが100匹くらいいた… (-_-;) )


頂上の眺めはよかったです。

 

 

戻ってきて、朝食を食べてから3日目のプログラムに。この日の内容はこちらです。

再び朝はメタハーベスティングからスタート。今日のメタハーベスティングは音楽をかけて踊りながら移動し、音楽が止まったら近くにいるA4の紙を持った人の元に集まり、その人が持っている、「作日学んだことのシンボル」を見て動きでそれを表現するというもの。

これを繰り返して4〜5回やりました。3日目の朝だとちょっと疲れてきてるのでちょっと身体を動かすのは、目が覚めて楽しかったし、終わったらより前向きな気持ちになれました。

 

 

こういう、突然「踊ってください」とか、「身体で表現してください」はどちらかと言えば私は苦手なのですが、意図が伝わっていて周りが楽しく全力でやってる時には全然、私も楽しく出来るんです。 (日本のワークショップで「身体で表現してください」って何か、、意図不明な違和感のある介入に感じられて抵抗あるんですよね。。しかも言った側が全力でやってなかったり(=頭で考えてこの構成がいいだろう、からやってる感。参加者には潜在的に伝わるのでやらない方がいいと思う)

 

 

この日のチェックインの問いは

 

[aside type=”boader”]What emotion are you feeling this morning?[/aside]

でした。サークルになって、自分の番になると1歩前に出て、一言+それを身体で表現+全員でそれを真似る、という感じ。

メタハーベスティングからの流れでとても盛り上がったチェックインでした。

 

*ただ、こういう「はい、身体で表現して〜」って照れがある人にはあるし(偏見かもしれないけどアジア圏の人はそういう傾向があると思う。参加者の中でベトナム人の人はちょっとやって引っ込んだり、近くの人のを真似てすぐ終わったり、という人もいた )、今回盛り上がってた要因は、参加者にそもそもAoH経験者や、ファシリテーターが多い、かつ過半数が「身体で表現するワーク」を全力で楽しめる文化圏の人だったから、ではないかなと思いました。全員日本人だったら、ちょっと、、このメタハーベスティング→チェックイン、という流れには私ならしないです。 ただ、この日次のプログラムはレクチャーなので、(=この後は動かずしばらく聞いている時間)それを考慮した構成だったのかも。

 

次はTwo loopsというレクチャー。組織や物事の自然な移り変わりと、そこで生じる役割の話。

 

一通り説明を聞いた後、「今の自分はどんな役割の人か?」問いかけられ、普段の自分がとっている役割の周りに集まり、「近くの人と、なぜそう考えたか?」を共有し合いました。

 

個人的にはHospiceやCompost (組織やチーム、流れの死を扱う)という立場・視点が興味深かったです。組織の死は今後探求したいテーマの1つなのです。

 

 

レクチャーの後はコレクティブストーリーハーベスティング。これは、何名かのストーリーテラーの元に分かれ、グループを作り、その人の話を聞いてから対話をする手法です。グループに分かれたら、聞き手はそれぞれ異なる視点を持ってストーリーを聞きます。  ( コレクティブストーリーハーベスティングの手法について知りたい方は以前作った資料があるので、こちらをどうぞ。

 

私はSteward Hostの Steveのグループに参加。各グループ7人ずつくらいに分かれ、ホストが1人つき、それぞれの場所に移動します。

各グループに分かれたら、そのグループでチェックイン。(問い: なぜこのグループをあなたは選びましたか?)

 

その後、グループのホストが進め方を話してくれ、聞き手として参加した私たちに「聞き手の視点」を渡していきます。

 

このような紙を渡されて聞きます。今回の視点は、、、

 

  • Relationship
  • Challenges
  • Leadership
  • Pivot moment
  • Courage
  • Witness

 

こんな感じの紙を1人ずつ渡されて、その視点からストーリーを聞きます。私は英語力が低かったので、参加者の方に、ゆうこが一番聞きやすそうなのを選んで良いよって言われて(涙)、Relationshipの視点を選びました。(この紙、私の英語力の低さがバレますねw  他の人はこの3倍くらいメモってたよ!)

 

 

20分ストーリーテラーに自分の話をしてもらってから、聞き手がその視点から自分が見えたこと、受け取ったことを伝え合い、最後にストーリーテラーが聞き手のコメントを聞いて自分にどんな気づきがあったかを話して終わり。

 

グループでチェックアウトして全体の場に戻りました。

 

コレクティブストーリーハーベスティングは、ここで終わることもありますが、今回はもう1ステップ。今度は同じ視点で話を聞いていた人同士がグループになり、それぞれのストーリーから、「コラボレーションを支える条件について何を学んだか」というテーマで話し合いました。

 

ハーベスト(記録)はこんな感じ。

 

 

 

 

ランチを食べて午後。午後は私の大好きなソロリフレクションから。振り返りつつ、今回は問いを与えられたので、それについても考えます。

 

[aside type=”boader”]What really matters to you now about collaboration?[/aside]

 

 

30分ほど1人の時間をとって全体の場に戻り、他の皆と話したいテーマが浮かんだ人はそれをOSTで扱うという流れ。ソロリフレクションの前に、浮かんだテーマがあればそれをOSTで話します、と先に告げられていたのがよかったです。

 

OSTやるときって問いが与えられて、そこから考えると考えている間にたいてい他の人がテーマ出しちゃう(で、人のを見て「あ、これ話したい〜」と思ってしまうので自分はテーマ出さない)ことが多いので。テーマを出すか出さないかに検討することにちゃんと十分に時間が与えられていることは、大切な話をホストする姿勢に感じました。

 

これはOSTのホストが準備をしている様子。参加者のお子さんもお手伝い。

OST で自分の話したいことを書く紙は色画用紙を使って特別感を出すのがいいですね。


OSTのホストたち。原則の説明を行なっているところですね。

 

どこのセッションに行こうか考え中の私…。(激写されてた。。)

 

会場のいろんなところに番号が書かれており、話したいテーマの番号のところに自由に動いて話をします。

 

ここは、ベトナム人のグループかな。AoH Vietnumなのでもちろん(?)ベトナム人参加者が最も人数が多いです。

OSTは話したいグループに自由に動くので、少ないと3人くらい、多いグループは15人くらいで話ししてました。

 

OSTは手順そのものの説明に「時間をかけない」のが最大のポイントだと思っています。今回のAoHでは、3日目からなぜか英語とベトナム語で説明を始めて(2日目までは英語だけで進んでいたのに)OSTはテーマを出すところから開始までに50分もかかっていて、完全に間延び感がありました。(なんせ英語よく分かんないんで、こういうところだけはよく見てたんです…)

 

例えば、「会場のどこでどのテーマを話すのですか」などロジスティクスの質問が出れば出るほど、場のエネルギーが下がっていくと行っても過言じゃありません。原則などもシンプルかつ分かりやすく伝える必要があります。

テーマオーナー向けにハーベストのシートも配られていました。ちなみに私は「パワフルなハーベストを作るにはどんなアイデアがある?」というテーマオーナーのグループに参加しました。

 

午後の残りのワークは次の記事へ。長くなって来ましたが、ここまで読んでいる人はいるのでしょうか…(._.) 「読んでるよ!」っていう素敵な方はこちらへどうぞ!

 

 

 

 

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対話ができる関係性・チームを築くために ワークショップデザイン × ファシリテーション でサポートする人。 プロフィール

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