あなたのお金は何の対価? 好きなことを仕事にしたいなら「お金の価値観」と向き合うべき!

[voice icon=”https://yukogendo.com/wp-content/uploads/0007_original.png” name=”げんどうゆうこ” type=”l”] 今回はあまり書いたことがない、お金について書いてみます。私は以前の仕事から、今の仕事に切り替えるときに「お金の価値観」に結構向き合いました。自分のことを知りたい人はお金を何に使いたいかを考えてみると面白いと思います。 [/voice]

 

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好きなことを仕事にしたいなら、お金の価値観を変える

私はよく人から「どうやってファシリテーターとして稼ぐ(=仕事にする)のですか?」と聞かれます。以前はIT系のコンサルタントをメインの仕事にしていて、そのままファシリテーターに切り替えていきました。つまり、フリーランスのまま異業種の仕事に変えたので、不思議に思う人もいるのでしょう。

 

もちろん、以前はエージェントを通じて仕事を得ていたけれども、今では自分で発信をしたり、引き合いがあったら提案をしにいったりと、仕事のスタイルそのものも変えていったといえばそうなのですが、一番変えるのに苦労した&大切だったなと思っているのは、実は「お金の価値観を変えたこと」です。

 

コンサルタント時代は、比較的稼いでいたのですが「お金は苦労の対価」という価値観を持っていたので、今のファシリテーターの仕事は苦労と感じなかったため、苦労の対価という価値観が根強くあるうちは、なかなか稼げなかったんですよね。

 

私は自分の無意識が自分の世界を作っていると思っているので、ファシリテーターを本格的に仕事にするときに取り組んだことの1つは、このお金の価値観を変えるということでした。

 

お金をどう捉えているか見直したり、価値観が変わるように習慣を変えたり、いろいろ取り組んだのですが、そのうち、お金ってどう使うかがその人の本質を表すなぁと実感するようになりました。今日は私が当時、お金と向き合った方法のいくつかを紹介するので、好きなことで稼ぎたい方、お金を通じてもっと自分のことを知りたいという方はぜひ読み進めてみてください。

 

1. 購入する理由は欲しいから?安いから?を確認

まず、なにかを購入するときに購入する理由が「安いから」の人は、お金に支配されている人です。まずはぐるっと自分が着ているもの、持っているもの、家に置かれているもの1つ1つを見回してみましょう。

 

目に入るものはあなたが「欲しい!」という気持ちとともに買ったものでしょうか。それとも「安いから」という理由で買ったものでしょうか。

 

昔の私は、「安いし、あれば使うから」などという理由でUNIQLOなどで服を買ったりしていました。実際、購入したら使うのですが、自分の「これが欲しい!」という気持ちよりも「安いから」という金額の方が上位にきている状態。

 

まず、お金の価値観云々の前にお金に自分の気持ちが支配されている状態を辞めました。今の私は欲しいという気持ちが湧かなかったら安くてもお得でも買わない。 逆に「ものすごく欲しい!」という気持ちが湧いたら、以前の私では手を出さなかった金額でも買うようにしています。

 

「お金を自分の気持ちの上位に持ってこない」これはまず、基本です。

 

2. お金は何の対価だと思っているかを見直す

次にやったのは、自分にとって「お金は何をすれば得られると思っているのか」を見つけること。これは、今の自分がどんな時にお金を多く得られているかを考えると分かりやすいと思います。

 

昔の私は、すごく働いていたことと、親にかつて「楽して稼げる仕事なんかないんだぞ!」みたいなことを言われたことがあって「お金は苦労の対価」だと思っていたし、「労働の対価」だと思っていました…。この価値観を密かに持っている人は多いんじゃないかな。 (残業すればもらえるお金が増えると思っている人とか…)

 

ただ、この「苦労の対価」という価値観が深く根付いている人は、好きなことで多く稼ぐことはまず無理だと思っています。好きなことって苦労と感じないので、自分の無意識の価値観から外れていることになり、楽してお金をもらうことに罪悪感を感じてしまうからです。

 

自分で持っているお金に関する価値観を書き出したあと、ファシリテーターの仕事で対価を得るために都合がいい価値観を書き出しました。

 

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・お金は大好きなことでエネルギーを循環させた対価
・社会で才能を活かした対価
・お金は提供した価値により得られるもの
・自分らしくいるだけでお金をもらっていい
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こんな感じ。ただ、当たり前ですけど価値観って自分が無意識に持っているものなので、「私の価値観はこう!」と書き出すだけではだめ。長年に渡り自分に染み込んだ価値観がそう簡単に消えるわけありません。

 

価値観はその人の習慣や、周りの影響などの文化から徐々に形成されるものなので、私が自分に取り入れたい価値観を、自分の潜在意識まで落とせるような行動をとりました。

 

例えば…

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・好きなことで稼いでいる人と過ごすようにする。その人にお金をどう捉えているか聞かせてもらう。とにかく好きなことを仕事にしている人とだけ過ごすようにすると、それが当たり前に思えてきます。
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[aside type=”boader”]
・少額であってもファシリテーション関係の仕事や、場作りをした時にお金をもらう回数を増やす。(ちなみに主催のイベントも好きなことでお金をもらう実践の1つ。) その時にちゃんとお金をもらう時の喜びを感じる。
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・メルカリや少額noteの販売など、お金をもらう手段を増やす。そうするとお金っていろんな方法でもらえるんだなというのが体感として自分に入ってきます。(メルカリで物を売ったらお金になるよねと知ってるだけじゃだめ。やってみて体感するのが大事)
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また、好きなことで幸せに稼いでるなという人の行動をなるべく真似して、これまでの自分の価値観を作っていた習慣・行動の中で辞められるものを辞める。

 

私は日常の中で「苦労」を選ぶことを辞めました。お金が欲しいと思ったら無意識に忙しくするような行動をとっていたんです。苦労や忙しくすることに逃げない、を徹底しました。 今は毎日割とゆとりを持って過ごしています。

 

3. お金を使いたいことをリストアップする

自分にとってお金が何を意味するかを知るためには、お金を何に使いたいかをリストアップしてみること。お金に制限がないとしたら何をしたいか、何を買いたいかを書き出してみてください。そうすると自分にとってお金が何の象徴かが分かります。

 

私がやってみた時に書いたのは

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・ウユニ塩湖行く
・アフリカのツリーハウス行ってみたい
・ファーストクラスに乗ってみたい
・泊まったことがないホテルに泊まってみたい
・エステに行ってみたい
・ブランド物の服やアクセサリーを身につけてみたい
・ものすごくこだわった料理を食べたみたい
・行きたいと思った講座に迷うことなく行きたい
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とか。「これらを通して、どんな感情を味わいたい、どんな自分になりたい?」が自分がお金を何の象徴を見ているかが分かります。 私の場合は、自由と新しい自分への選択肢、自信だなと思っています。 (つまり、私はお金があると自由や選択肢、自信が得られると思っている)
この辺は、自分の感覚なので正解は自分がしっくりくるかどうかです。例えば、「ブランド物の服やアクセサリーを身につけてみたい」は私にとっては身につけた自分を見てみたいという好奇心なのですが、人によっては女性としての魅力を高めたい、最高級のものに触れていたいなど違う捉え方をすると思います。

 

そして、書き出したあとは自分がお金を象徴すると思い込んでいる、自由と新しい自分への選択肢、自信を感じられるような行動をとるようにしました。(ここまで読んでくださっていたらお分かりだと思いますが、価値観って無意識レベルになるには何かしら行動しないといけないんですよ。)

 

例えば、

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・自分の時間を自由に使う。何かを買う時に自分で自由に選んでいることに気づく。
・普段歩かない道、着ない服、しないメイクをしてみる。
・少し高くても「本当に好き」な方を選ぶ
・あなたはできる人だよと自分に言う
・人に感謝や相手の素敵なところを伝える (私にとっては自分に自信を与える行動)
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などです。ここまでいろんな習慣・行動をとった結果、今ではお金の感覚が確実に以前と変わりました。自分の中で変わった感覚なので、伝えづらいですが、例えば貯金の額が以前より少なくても「お金がある」感覚で生きてます。 (以前は、もっと貯金があったのに「お金がない」と思って生きてました。よって減りも早かった。)

 

また、お金が得られるという感覚も強くなりました。

 

長々と書きましたが、ここに書いたことが私が自分でお金に対する価値観を変えるためにやったこと(の一部)です。実は今でもまだ、ファシリテーターとしての仕事は値付けに臆することがあり、収入もコンサルタント時代に届いていないので、引き続きお金と自分の価値観は向き合っていきたいと思っています。

 

 

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対話ができる関係性・チームを築くために ワークショップデザイン × ファシリテーション でサポートする人。 プロフィール

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