[voice icon=”https://yukogendo.com/wp-content/uploads/0024_original.png” name=”げんどうゆうこ” type=”l”]今回は、私が学んだシステムコーチング®についての紹介記事。ファシリテーションの中でも”関係性”に焦点を当ててアプローチする手法なのですが、まだあまり日本で認知されている方法ではないため、この記事で自分なりに説明してみます。[/voice]
昨年の6月〜12月まで約半年をかけて、ずっと学ぼうと思っていたシステムコーチングの講座に通っていました。なので今日はシステムコーチングって何?っていう話。
でも、その前に…
「そもそもコーチングって何?」 …って思いませんか?
ネットで検索してもなんだかもやっと説明 or 固い言葉で難しく書いてあるし…。コーチと書いてあると「何か教えてくれるのかな〜」って思いますよね。
システムコーチングとコーチングは別なので、コーチングという言葉を少し聞いたことがあるという人だと、逆にこんがらがることになります。なので先にコーチングの説明を少し。
私がコーチングという言葉を全く知らない人から「それって何?」と聞かれたときには、
「1人では思いつかない視点や角度からの言葉をかけてもらって、自分のことを知っていく内省方法 」
と答えてます。
そして 「誰かに質問されて、答えを自分の中に探すときに自分の本当の気持ちとか大切にしていることに気づくことってあるじゃん? そういう関わり方を意図的にしてもらうのがコーチングだね」
と言葉を続けます。
「どんな人がコーチング受けるの?」と聞かれたら
「自分の好きなこと、価値観、やりたいことを知りたい人」
と答えます。
または
「今後の方向性を明確化したい人」
「より深く自分と向き合いたい人」
とか。
例えば、「もっともあなたがワクワクする瞬間はどんなとき?」 とか聞かれたら、その質問に答えようと、自分の内面を探っていくことになります。その過程で自分の価値観や本質が炙りだされていくというわけです。( ※質問は、例ですので悪しからず… )
ここまでがコーチングの話。
そしてここからがようやくシステムコーチングの話です(笑)
システムコーチングって一体何でしょうか (?_?)
まず、この 「システム」という言葉ですが、2人以上の人間の関係性*を意味します。なのでチームへのコーチングと思って下さい。
*恋人、夫婦、企業やNPOなどの組織、プロジェクトのチーム、地域コミュニティなど
つまり、システムコーチングはコーチとクライアントが1対Nという関係になります。
私がシステムコーチングを全く知らない人から「システムコーチングって何?」と聞かれたときには、上記のコーチングの説明をしたうえで
「チームへのコーチングで、問いかけやワークをして通じて、普段聞けないようなお互いの気持ちを聞きあったり、双方の視点を理解することで、チームの関係性の質を高めること」
と説明してます。
そして
「自分たちだけでは聞きあえなかったり、知ることが難しいお互いの気持ちや考え方や大切にしていることも、第3者に関わってもらうことで話せることってあるよね」
と言葉を続けます。
そもそも「何でチームでコーチングを受ける必要があるの?」と感じると思うのですが、
それは「関係性の質を高めることは、そのチームで行なう活動の成果の質 ( = 仕事のアウトプット) につながるから」です。
そして、もし「どんな人がシステムコーチング受けるの?」と質問されたら
「仲間を心から愛する気持ちを持っているリーダーがいるチームにおすすめ」
と答えます。
( ここでいうリーダーとは役職ではなく主体性を発揮して行動できる人、と考えてください )
システムコーチング「お互いの感情や本音をきく時間」になるので、前提としてそのシステムを大切に想っていて、向き合う覚悟がある人がいる必要があります。
「仕事の成果を求めるなら、チームで仕事のやり方を話し合ったほうが早いんじゃないの?」
「何で他人に関わってもらってわざわざ自分たちの関係性を話し合う場を持たないといけないの?」
・・・そう思う人は「じゃあ必要性を肌感覚で感じられるようになるまで、今まで通り頑張れ(にっこり) 」と生暖かく微笑んで去りたくなりますが、さすがに学んだのにちょっとあれなので、次回は関係性の質と成果の質の関係について書いてみようと思います。 続きはこちらからご覧ください。
※システム・コーチング® は、ウエイクアップ(CRRジャパン)の登録商標です。私のさらっとした説明ではなく、ちゃんと知りたい人はこちらのページをご確認下さい。