何をやるかより、誰とやるか。何を言うかより、誰が言うか。求めてないのにアドバイスしてくる人が嫌いっていうお話

私のブログで密かに(?)PVが高い、嫌いから好きを探るシリーズ。
今回は求めてないのにアドバイスしてくる人が嫌いという話です。

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正直、今回はタイトルがすべて。 アドバイスってあまり何を言うかは重要じゃなくて、誰が言うか、つまり自分にとって「どんな関係性」の人が言うかのほうが、私にとってよっぽど大切ですという話です。

私はたまに「げんちゃんはそのまま自分を貫いたほうがいいよ〜」とアドバイス(?) をされることがあります。

親しい人、自分をよく知っている人に言われると「だよね!ありがと!(`・ω・´)キリッ」となるのですが、私のことをよく知らない人に言われると、「あなたに言われなくても大丈夫です…」と正直、嫌な気持ちになります。

アドバイスは関係性がすべて。つまり誰に言われるかが重要なんです。

私は、この人の「力になりたい、支えになりたいな」と思ったら、自分が相手に「げんちゃんに力になってもらいたい」と思われるような関係を築くことに意識を向けます。つまり、何てアドバイスしようか考えるのが先ではなくて、相手にとってアドバイスしたら喜ばれるような存在になれてるかな…と確認するのが先。

よく知らない人が勝手にアドバイスしてくることを不快に思う気持ちの裏には、私自身のことを「ちゃんと知ってほしい、雑に扱わないで欲しい、何よりちゃんと寄り添ってほしい」という気持ちがあります。

私の力になろうと思ってくれる人なら、自分が言いたいアドバイスをするのが先なのではなく、私自身のことを先に聞いてほしい。私は、寄り添ってくれる人が大好きなのです。(「寄り添う人」とは自分自身の深い気持ちを「聞いて」くれる人を指します )

寄り添ってくれる人が好きな理由は、人は自分を扱うように他者を扱うと考えているので、人の話を聞けない、寄り添えない人は、イコール自分の声を聞けない、自分自身に寄り添っていない人だと思っているからです。

自分の声を聞いてない人って「その人自身がどんな人か」分りづらいので存在感や色が薄い。そういう人と一緒にいてもはっきり言ってつまらないんです。

同様の理由で、求めてないのに勝手にコーチングしてくる人、悩みを解決しようとしてくる人、気持ちを癒やそうとしてくる人も苦手。お願いしてないのに得意気に問いかけをしてくるコーチとか大嫌い。 ( 私の悩みや課題に寄添う気持ちよりも、自分が上手い問いかけをして解決してやろう感、そんなことができる自分ってすごいでしょ感がでてる人が嫌という意味です。 )

悩みやネガティブな気持ちはその人に必要だから今、そこにあるわけで、それを誰かが勝手にどうこうしてあげる必要はありません。勝手にアドバイスしたりコーチングしたりするって「自分が役立ちたいから」であって、全然その人に寄り添ってない。

冷たい人に思われるかもしれませんがもちろん「どう思う?」とか「げんちゃんならどうする?」とか「アドバイス欲しいんだけど…」と言われたら、できることは何でもしますし「この人とはある程度の関係性が築けている」と私が思っている人に対しては「思ったことを言ってみてもいい?」と聞いてから自分の意見を言うこともあります。

何もしない。求めない。協力しない。一見、最大に不親切であるような姿勢が、その実、他人に対して最大の親切になりうる場合があることと知りましょう。

はい、こちら!叶姉妹もこう仰ってます・笑。( 別に叶姉妹好きとかじゃないんだけど、名言リストを見ると共感できるものばかりなので再び引っ張ってきました )

普段の会話の中で「なんとかしてあげよう」と意識してなくても、結果として悩みを解決してあげられる関わりをしていたということもあると思います。

「自分が役立なきゃ」と気張らなくても、人は自分で気持ちを癒せるし、悩みも解決できるし、成長していくことができます。誰の助けを借りたいかはその人自身が自然に選んでいるはず。

私も自分が信頼してる人からはアドバイスして欲しいので「こういうときにXXさんはどうしてますか」とか「ちょっと私のメンタルモデル掘るのにつきあってください (←ドM )」とかしています。

あなたが困ったとき、悩んだときに「アドバイスして欲しい」と思い浮かぶ人はどんな人でしょうか。そしてその人とはどんな関係性ですか。

私は自分にも人にも丁寧に寄り添って生きていきたいなと思っています。

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