[voice icon=”https://yukogendo.com/wp-content/uploads/0053_original.png” name=”げんどうゆうこ” type=”l”]今日は私が日々のコミュニケーションの中で「ここは!」というときに意識するNVCについて。NVCも繰りかえし本を読んでいて実践を意識している関わりの1つです。[/voice]
先日の記事、「気持ちを伝えることはなぜ大切? 私がNVCを日々の実践に取り入れる理由」でkokoさんのブッククラブに参加しているということを書きましたが3月からスタートの期も募集しているみたいです。身近な方とのコミュニケーションを豊かで幸せ溢れるものにしたいという方、ぜひいかがでしょうか。
今日はそもそも私がどうしてNVCを学ぼうと思った(本を読んでかつ、読んだだけでなく自分なりに実践してみようと思ったか、です)かについて書いてみます。
NVCを学んでいる人は
- 共感のパワフルさ、癒しの力を知った
- 自分の気持ちを大切にするようになり、自分を愛するということがどういうことか分かってきた
辺りが、「一般的に学んで得たこと、体感したこと」としてよく言われるところじゃないかと思います。
もちろん、これらは私も「その通り!!」と思うのですが、今回は私なりの別の視点から書いてみますね。
私がNVCを学んでもっとも良かったな、と思ったのは
「男性とのコミュニケーションで幸せを感じることが圧倒的に増えた」
です。
NVCの大原則として、他人は関わりは、自分の感情の引き金にはなるが、原因にはなりえない
というのがあり、私は自分の感情の責任は自分が持つ、というスタンスの元コミュニケーションをとるように意識しています。
自分の感情に責任を持つことの簡単な例をあげると、、、
友人と2人で食事をしているときに友人がチラチラ携帯を見ていて、嫌な気分になったとします。
「あのさ、さっきから携帯チラチラ見てるのすごく嫌なんだけど!」
*嫌な気分になったのは、あなたの行動のせい、というスタンス。
「あのさ、久しぶりに話せる時間だから、他を気にせず会話したいなと思っているんだけど、急ぎの用事でもあるのかな?」
*嫌な気分になるのは、自分の想い、必要としていることが満たされていないから、というスタンス
という感じ。
すべてのコミュニケーションをこうしてます、ではないのですが…。そんなに毎回毎回、瞬時にできる程ではないし、私はすべてのコミュニケーションをNVCにする必要はないと考えている人なので。時に素直に怒ったり泣いたり、人のせいにしてみてもいいと思っています。それが自分のためなからね。
でも、自分が「ここ!」というシーンで意識的にこのNVCのコミュニケーション方法を選ぶこともできるようにしています。
NVCは原則を簡単にお伝えすると下記のステップがあります。
- Observation (観察)
2人で食事をしているところ、15分に1度相手が自分の携帯を触っている。
- Feeling (感情)
自分との時間を大切にしてもらえていない、雑に扱われているような、嫌な気分にな
- Need (必要としていること)
相手とのつながりを感じられる時間。他を気にせず会話をしたい。
- Request (Needを満たすために、相手にしてもらいたいリクエスト)
携帯をそんなに気にする理由を、良ければ教えて欲しい。
*この場合リクエストは「『携帯を見ないでください』ではないか?」と多くの人が最初は考えるところだと思うのですが、NVCではなるべく否定(~しないでください)でお願いしない、という原則があります。 この辺は実践していくとコツがつかめてきますが、「携帯を見ないでください」だと相手をコントロールする意図が含まれるので、あくまで「~してもらえませんか?」というリクエスト形式でコミュニケーションをとります。
特に男性とコミュニケーションをとるときに、自分のニーズを内省してから「具体的に」リクエストすることが上手くなってくると、それまでより圧倒的に男性とコミュニケーションをとることが楽になりました。
本当、ここ女性の皆さんにぜひとも共感を求めたいところなんですが、
男性って・・・
びっくりするほど、察してくれませんよね?
いやもうホント、両手広げて相手のコミュニケーションを受け止める準備してたら、後ろから頭にボールぶつけてきたってくらい、察してくれないですよね!!
女性なら誰しもが、男性の「 “外した” プレゼント 」もらったことあるよね?ってくらい。
察してくれないよね!(ダメ押しw!)
私は、比較的男性のコミュニケーションに苦なくついていける方だと自負していますが(元ITコンサルかつロジカルシンキングが求められる業界だったので・・・)、それでも「何的外れなこと言ってんの、コイツ?!」と男性に対して感じることは、まぁあるわけです。
そんなわけで、残念ながら心で叫んでみても現実が変わらないので、願いを宇宙に届けて現実化を待つよりも手っ取り早く自分でリクエストするようにしていきました…(._.)
ですが、実践していくと分かりますが、男性の方がリクエストをすんなりそのままやってくれる方が多い。
けれども、女性からするとびっくりするくらい「具体的に」リクエストしないとだめ。
例えば、「もしお言葉に甘えても良ければ、励ましの言葉をお願いします (> <) 」ってリクエストをしたとしたら、本人にとっては励ましのつもりかもしれないんだけど、私からしたらちっとも励ましではない励ましの言葉がきたりします。 (いや、そうは言ってもさ〜ウンタラカンタラ、というような)
相手からもらえる励ましの言葉が、どんなものであっても嬉しいと受け取れる関係の人だったらこのリクエストでOKなのですが、そうじゃない場合は「『げんちゃん、大丈夫だよ!』って言ってもらってもいいですか?」とか「『いつも通りで平気だよー』と言ってもらってもいいですか?」とか、言って欲しい言葉を直接リクエストするくらいのレベル!! (ちなみにこの2つ、どちらもやったことあります・笑)
え?それくらい具体的に考えるの?と思うかもしれませんが、、、
(残念ながら) そうです!
逆にこれくらい具体的にリクエストをするとかなりの確率で男性はやってくれますし、なんなら同じようなことが起きたら、その時お願いしたことと同じ対応してくれたりします。 (まぁ、それはそれで、「今度は違うケースなんだよ!」と思ったりするんですが笑、少なくとも私へどう関わったらいいかを覚えていてくれたのは嬉しいですよね。)
ちなみに完全に個人の主観ですが、相手が女性の場合は「励まして~」くらいでOKという感覚があります。まぁ私の友人=私と感覚が近いため、それくらいの言葉でも察してくれるだけかもしれません。
でも、男性はいくら「女性の友人と同じくらい仲が良い」レベルでも「励まして~」だと、次元が違う言葉が返ってくることがあります。(もちろん、男性への「励まして~」でも実際に励まされる関わりをしてくれた人はいますよ^ ^ )
・・・とまぁいろいろ書きましたが、そんな感じで男性に「自分のニーズを満たすために、力を貸してもらうリクエスト」を「具体的」にお願いできるようになると、すごいことに気づいてきます。
アレ、男性って結構優しいんだ~♪
・・・ということに・笑。
むしろ男性は女性に役立ちたいと思っているけど、その方法がよく分かっていないのでは?と今では考えています。そもそも「男性って察してない!」って書いたけど、私も男性のことを察することはできないし、私が男性に役に立ちたいと思ってもどういう行動が役に立つのか分からないし。
とにかく、「男性ってどうして外したことばかり言うのかな~」(イライラするから、結局男性の力を借りようと思わなくなる→自分で頑張る→大変になる→さらに男性の察しない行動にイラつく→以下繰り返し…)という負のループから、
自分でリクエストする→男性がすんなり叶えてくれる→わーい(^^)/→もっとリクエストしたくなる→すんなり叶えてくれる→わーい(^^)/ →以下繰り返し…) というループになっていきます。
なので今では、「私の周りの男性って優しい人多い!ばんざーい!」と割と頭お花畑状態で日々を過ごしていますし、比較的男性からも「コミュニケーションが楽」と言われることが多いです。 むしろ、最近では自分の感情やニーズを自分できっぱり言ってしまうので、逆に男性から「玄道さんには、ニーズを掘り起こしてあげるのに貢献したり、関わる隙がない!」と言う人が何名か現れる始末です…(._.)
私みたいにきっぱりああしてこうして言わなくても良いかもしれませんが、少なくとも「自分のニーズを満たすために、男性にどう関わってもらったら嬉しい?」という観点からコミュニケーションをとってみると、異性とのコミュニケーションはより愛情に満ちたものになるはずです。
NVCに関心が出た方はぜひ本を読んだり、こちらのコミュニティなどで勉強会の情報を見てみてください。
kokoさんのオンラインの共感コミュニケーション講座はこちらから。
個人的に男女のコミュニケーションにエネルギーを巡らせたいなら、こちらの記事も熱烈にオススメ。
男性性・女性性を探求していくと、男女のコミュニケーションを豊かなものにするには、男性側が共感力を高める、女性側がニーズを言葉にする実践をする、がキーだと分かっていくと思うのですが、それを実現する手段としてはNVCがベストと考えています^ ^