私は元々IT業界出身なので、これまでにインド人の方と一緒に働く機会が何度もありました。( システム開発ってインド人の方が多いんです ) 今日の記事はある会社のシステムの保守チームのマネジメントの仕事をしていたときの話です。
私たちは日本人なので、「他人には『ありがとう』 『ごめんなさい』 を言いなさい」とたいていの人が言われて育っていると思いますし、日常的にも使っていると思います。仲がいいと思っている関係性ならなおさらですね。
でもこれ、インドでは普通ではないということをご存知ですか?
インドでは、親しい人ほど「ありがとう」「ごめんなさい」は言わないそう。
Thank you や Sorry は私たち日本人が思うよりもビジネスライクで硬い印象のする言葉なんだそうです。
一緒に働いていて仲が良くなってきたと思うメンバーほど、「Thank you とか Sorryってそんなに言わないで」と言われるようになったので、聞いてみたところ、「友人にはそんな言葉使わないよ」と返ってきました。
「そっかそっかぁ^^ 仲良くなってきたってことなのね」
と気を良くしましたが、実際日常的に「Thank you」を連発して生きている日本人の私としましては、急に「Thank you 禁止令」が出てしまって、戸惑いました。
今、普段のコミュニケーションで「ありがとう」を禁止されたらどうしますか?
メールなど特にそうですが、おそらく日本人の私たちは、無意識にありがとうって打っていると思います。私はインド人による「Thank you 禁止令」が出て、Thank you以外の言葉で感謝の気持ちを伝える表現を探すようになりました。
とりあえず、Thank you と打ってしまいそうなところを一歩立ち止まって、えーと。。
I’m glad to get your support. かな?
I think your approach is brilliant ! とかも喜んでる感じが伝わるかな?
Greatly appreciate for your kindness. これはどうだろ?
とか。
普段、感謝の気持ちを伝えるのに「ありがとう」という言葉の便利さに甘んじて思考停止して使用している自分に気づいてしまいました・・・。
それ以来、ありがとうと、何となく言おうとしている/メールで打とうとしている自分に気づいたら、意識的に他の言葉で伝えられないかなぁ、と考えてみるようになりました。
わぁ!嬉しいです。やったー! とか?
助けてもらってすごくハッピーな気持ちになりました。 とか?
そうやって伝えてもらってじーんときてます。 とか?
こんな感じで、「ありがとう」に代わる、自分の気持ちを伝える表現を探すようにしています。
もちろん、私は日本人ですので、「ありがとう」という言葉もたくさん使います。
ただ、インド人からの「Thank you禁止令」が出て、ありがとう以外の表現が格段に増えました。
あなたは、周りの人にどのように感謝や、喜びの気持ちを伝えているでしょうか。
「ありがとう^^」とたくさん言っている方も、ちょっとだけありがとう以外の言葉であなたの気持ちを伝えてみてください。
「どうやって気持ちを伝えようかな」と思い巡らすことが、あなたの喜びも、相手の喜びも増やすことに他ならないからです。
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