あなたの会議は反対意見がでますか? 会議の質をあげるために、関係性にアプローチしなければならない理由

先週末はSocial Marketing Japanの月に1度の全体ミーティングでした。

うちは全員が別の仕事をしながら活動しているプロボノ団体であるため、会ってミーティングできる日が少なく、1回の打ち合わせでかなり効率的にやらないといけません。

 

たまにはうちの団体のいいところをアピールしておきたいのですが、うちの団体のいいところの1つは、「打ち合わせであっさり反対意見が出るところ」だと思います。「自分はこっちのほうがいいと思う」という意見が、割りと毎回出ています。これってすごくいいですよね!

 

私はERPコンサルタントとして過去にいくつもの企業でプロジェクトを行っていたのですが、毎回「お通夜のような会議」 or  こちらの記事で書いたとおり、数人の中心メンバーしか話していないという会議を多数目撃しました。 今、組織開発のプロジェクトに関わるときに会議の見学をすることがあるのですが、そこでも同じような会議に出くわします。

 

 

企業ではよく「うちの会議では全然発言が出ない…」ということを聞きますが、これを変えるには発言しやすいやり方を取り入れることと、発言しやすい関係を創っていくことの両方のアプローチが必要です。

 

発言しやすい方法を取り入れるとは、

  • 事前資料の共有を確実に行う ( そもそもの知識、情報レベルに差があると情報を持っている人が発言しやすいのは当たり前 )
  • 小グループでディスカッションする時間を作る ( いきなり1人で発言するよりハードルが下がる )
  • 机や椅子の配置を変える ( 進行するリーダーが1人で前に立っているのと、全員が輪になって同じ目線で座っているのとどちらが発言しやすいですか?)

 

など。他にもあるので、効果的な会議の方法を検索してみましょう(笑)

 

ただ、「あの上司は威圧的だから発言するの怖い…」「何か余計なこと言って評価に響いたら嫌だし…」ということを思っていたら、どんなに発言しやすい工夫をしてもダメです。会議の質を上げるには「反対意見を言ってもOK!」と許容しあえる関係になること。「この人は何を言っても大丈夫」という安心感があって初めて、言いづらいこともぶつけられるのではないでしょうか。

 

なので、リーダーが反対意見が出た時に怒るとか、はっきり言って論外 です。私はミーティングで自分の意見が、何も意見もらえずにすんなり決まると逆に不安になるくらい。反対意見や、違う意見が出たら「よかった…!ここからまたいいアイデアが生まれるはず…!」とワクワクします。

 

もちろん、批判のための反対意見ばかり出すのもダメなのですが、クリエイティブなアイデアを生み出すのに必要なことはたくさんの「違う」意見のはず。反対意見があがったとき、ちょっとだけ見方を変えてみると会議はもっと楽しくなりますよ。

 

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