[voice icon=”https://yukogendo.com/wp-content/uploads/0053_original.png” name=”げんどうゆうこ” type=”l”]今回は、仕事が出来る人はどんな経験がある人なの?という記事。ちきりんさんのリーダーシップについて書かれた記事をご紹介しています。[/voice]
仕事ができるようになりたいと思っている人がいたら今すぐ読んだほうがいいと思う、ちきりんさんの記事をご紹介。数年前の記事ですが、リーダーシップに関する割りと有名な(?)記事だと思います。
全員にリーダーシップがある組織は、一部の人にだけリーダーシップがある組織より圧倒的に高い成果が出やすいんです。
正しいかもしれないけど、物事を前に進めない発言を繰り返し、本旨に関係のないくだらないことにいつまでもこだわる。ちょっとでもややこしくなると、あからさまに無関心な態度を示し、ドタキャンしたり勝手に役割を離脱したり・・・するのは「自分がリーダーとして苦労したことがない」人ばかりです。
「組織を動かして成果をあげることがどれほど大変か」、実体験で学んでいない人がチームにいると恐ろしく非効率なことになるのです。
仕事が出来るようになりたい、成果をあげられる人になりたければ、どんなに小さなことでもいいので、責任を持ってリーダー経験を積むこと。そうすれば、自分がリーダーという立場になりたいと思っていない人でも、高い成果を出せるチームの一員になれる。
「責任を持ってリーダーになる」というのはポイントです。ある程度チームとして何かの成果を求める活動でなければ、リーダーがどこで悩むのか、苦労しているのか、どんな心理状態になるのかが経験出来ないので。リーダーの役職でしたっていうだけでは意味が無い。
記事には分かりやすく忘年会の幹事で例えられているけど、1度でも幹事をやったことがある人はドタキャン、出欠返信をしない人がどれほど迷惑か分かります。 仕事でミーティングを主催したことがある人は理由なく何となく遅れてくる人、事前資料に目を通さずに意見しだす人がどれほど非生産的な人なのかが分かりますよね。
仕事はチームで働くことがほとんどです。自分の視点からしかものごとを考えられない人って全体として成果をあげることにおそらく貢献出来てないですよ。記事で書かれている通り、リーダーの経験が無い人、または例えリーダーだったとしても名前にのっかっていただけの人ってすぐ分かります。
逆に言うと、リーダーとして苦労経験がある人もすぐ分かりますよね。何といってもリーダーに対する言葉のかけ方が違う。
かく言う私も、新人の頃は「あの上司がどうだ」とか「あのリーダーが全然分かってない!」とか言っちゃってました…。あぁもう本当、ごめんなさい。。けれども、NPOの活動で代表になってみてから、自分の仕事のスタンスはガラリと変わりました。
私は、仕事はプロジェクト型勤務で一定期間会社と契約をして働く、というスタイルなので必ずプロジェクトリーダーがいます。本業ではそこでチームのメンバーとして働いているのですが、例えば仕事を依頼された時に「ここまでやって返せればリーダーが楽になるだろう」と気づけるようになったし、どういう言葉をかければ心理的にリーダーの気持ちが支えられるのかも分かるようになりました。( 今、別のNPO団体で活動しなおしたら素晴らしくリーダーを支えられるメンバーになれる気がします。)
必ずしも何かの代表になれとか、リーダーという役職になれというわけでなく、3名程度で小さなタスクであっても自分以外の人の力を活かしながら成果を出すことに最大限コミットする。これがリーダーです。
「組織を動かして成果を出すことがどれほど大変か」全員が体験として分かっているチームは非常に強いチームになることが出来ます。NPOの活動でも誰かだけがリーダーではなく、チームの中で少人数のグループを率いるメンバーを増やすとか、このタスクはこの人がリーダーとか、「今の自分とは別の視点から組織で成果を上げる」ことを考えられるチャンスを与えられるようにしたいものです。