生きるエネルギーを仕事からもらわない。仕事寄りかからない生き方を考える。

げんどうゆうこ
今回は、本を読んだ気づきを書いてみました。私のブログではたまに西村佳哲さんの本を紹介しています。( 私が好きで、よく読んでいるので… ) 皆さんもぜひ読んでみてください。

 

今日はGW中に読んだ本の気づきを。

 

私が自分の生き方を見直す時に読み直す本。このブログでもなんども紹介している西村佳哲さんの本です。


 

あなたの仕事は生き方?職業? ファシリテーターを “生き方” にしたい方へ絶対オススメの1冊という記事でご紹介した「かかわり方のまなび方」という本はファシリテーターとしての自分を見直したいときに。


あなたの仕事は代替可能 !? 自分の仕事は他の人にもできるという人は「自分」のいない仕事をしている人だと思う。という記事でご紹介した「自分の仕事をつくる」は自分の仕事の在り方を見直したいときにたちもどる1冊です。


他にも自分をいかしていきるわたしのはたらきなんのための仕事? など他の著者もたくさん持っていて、20代の中頃は西村さんの著者を読んで自分の生き方を探っていたくらいです。信者かよってくらいに紹介してるけど…笑。

 

でも、最初の頃に読んだ本の衝撃が大きかったからか、みんな、どんなふうに働いて生きてゆくの?、自分の仕事をつくる、かかわり方の学び方、の3冊は繰り返し読む率が高い大切な3冊。

 

 

本屋に行っても最近見かける本って、こういう「一緒に考えてみましょうよ」と語りかける本というよりも「〜な方法」というような「こんな方法だと上手くいきますよ!」が増えている気がしています。自分も「解決法」が欲しい時にはそういう本を読んだりもするのですが、もう少し自分の根底に栄養を補給したいというか、思考よりも在り方にエネルギーを与えたい時には、読んだら何が得られるのかよく分からない本を読むようにしています。

 

西村さんの本は、基本的にインタビューの本なので、この本もいろんな方が「 仕事や働きかたについて “論” ではなく、その人がどうやってきたか、何を大切にしているか」を話している内容です。

 

その時々で自分に響く人、言葉は違うのですが今のわたしに響いたのはべてるの家の向谷地さんという方のインタビュー。タイトルは「生きるエネルギーを仕事からもらわない」 どきっとした方も多いのではないでしょうか。

 

向谷地さんは大切にしていることの一つが「仕事に人生をかけない」ということだそう。

 

生きてゆく活力を、その仕事からいただかないということです。そこがちゃんとしていないと、特にソーシャルワーカーというか、私のようなやり方の仕事は続かない。  (*向谷地さんは精神医療のソーシャルワーカー)

 

アルコール依存症の家族とか、その人たちの生きるか死ぬかみたいな修羅場の中に飛び込んでいくわけです。家族の争いの中に私自身が引っ張り込まれて、時には殴られたり、土下座させられたり、唾をかけたれたり。なんでこんな目に合わなきゃならないんだというようなことが起きる。

 

中にいる人を助けなきゃならないし、一方で自分も助からなきゃならない。この時に大事なのは、その仕事自体からエネルギーをもらわないことなんです。決してプラスになるものばかりではなくて、マイナスのエネルギーもたくさんあるから。

 

その仕事に寄りかかってそこだけからエネルギーや活力を得ていると、とんでもないことになる。むしろ生きがいにならない事も多いので、そこに依存しているとだんだん枯れるんです。

 

私は、この本を初めて読んだときは「顧客のありがとうに依存しない(=目的にしない)」ということかなと思っていました。若い頃に、旅行会社で働いていたのでお客さんに直接「ありがとう!」と言ってもらえる機会は多く、やりがいにもなっていたからです。  (ただ、旅行は期待が高い分、不測の事態が起きた時の落胆度も大きくて、たまに飛行機が飛ばなかったとかですごくクレームの電話をもらったりと理不尽な怒られ方をするケースもあるにはあります。)

 

顧客に「喜んでもらう」ことに依存しすぎるとは「なぜこの仕事をしたいと思ったのか」を見失うきっかけになると考えています。目の前の人の「こうして欲しい」を聴きすぎて、他者依存への始まりと言うのかな。

 

以前、悩んでる人の力になりたい…という方、ちょっと待った!あなたの人生、悩んでる人に囲まれて生きるつもり?という記事でも書いたのですが、「悩みがある人を助けたい」「課題を解決したい」と言う人は、その意識が相手に悩みや課題を見い出していくので、結果として「悩みや課題のある世界を作っていく」と考えています。

 

例えば、「世界に課題を持っている人がいる」という価値観が強い人と「世界に希望を持っている人がいる」という価値観が強い人がいたとしたら同じ状況を見ても、見出すものが違うと言うのは分かりますよね?

 

ちょっと話が逸れてしまいましたが、ソーシャルワーカーの分野だと私が旅行会社で感じていたようなやりがいを感じづらい環境なので、仕事の活力を得るものはそれ以外に持っておくことが大切なのかと。読んだ当時はそう捉えていました。

 

もちろん、今読んでもそう捉える部分はあるのですが、昔よりも自分の周りに仕事が好きな人に囲まれている環境だからからか?仕事が好きで人生をかけているというのもある種仕事への依存かなと。今回読んだ時にはふと、そう感じました。

 

定年を迎えたらぱったり生きがいがなくなる人って「仕事へ依存」の度合いが高い人だと思っていて。家庭に居場所がないから会社に行くみたいな人がむかーーし居て、そういう人が仕事に依存してる人なのかなと思っていんだけど、仕事が好きでそればかりする人も実は「依存」だと。

 

自分にそういうところがあるし、周りにも好きすぎるがゆえ、仕事へ依存している人は多い気がします。(自分がそうだからかそう見えるのかも!?)  最近の副業、パラレルキャリアの増加の流れの背景には「仕事や収入を得る先を1つに依存しない」という不確実な未来へのリスクヘッジがあると思いますが、それだと仕事の依存先を増やす、だけですよね。

 

 

私は、自立とは依存先を増やすことだと考えています。なので、「仕事以外の依存先を、仕事を好きな人こそ、意識的に持つ」ことが大切なんじゃないかな。「生きるエネルギーを仕事からもらわない」がタイトルになっていますが、私は生きるエネルギーをもらう依存先の1つは仕事であって良いと考えています。でもそれだけだと、人生は脆いような気がする。

 

 

今日のブログはなんだかまとまりが無い氣がするのですが、ちょっと最近、生きるエネルギーを仕事に依存しすぎていたかもしれない、とハッとしたので覚えておきたくて書いてみました。仕事=生き方になりつつあるので何をしている時間が仕事で、何をしている時間が仕事ではないのかのラインが会社員の方よりも不明瞭ではあるのですが、それでも少し「自分は生きるエネルギーを何から得てる?」は意識して過ごそうと思います。

 

皆さんは自分の生きるエネルギーを何から得ていますか?

 

 

 

 

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