[voice icon=”https://yukogendo.com/wp-content/uploads/0014_original.png” name=”げんどうゆうこ” type=”l”]今回は、私が以前から気になっているインフォグラフィックについて。NPOの活動を分かりやすく伝えるために、海外ではインフォグラフィックが多数使われています。私が気になったものをいくつかご紹介させていただきますね。[/voice]
インフォグラフィックとは情報を図やアイコンを使用して視覚的に伝える手法のこと。海外のNPOでは、それぞれ自団体が挑む課題をインフォグラフィックで表すことは多いようです。または企業で自分の業界のこと、その中での自社のポジションなどの説明に使われたり。
日本のNPOの中でも新しいものをすぐ取り入れてみよう!という気風のある団体などでは、徐々にインフォグラフィックが注目されていっている気がします。シェア = 国際保健協力市民の会ではHP上で、作成したインフォグラフィックスをまとめたページが。すごい!先進的ですね。
インフォグラフィックの存在は知りつつも、「まぁ、うちは中間支援団体だし(あんま関係ないか) 」とスルーしてましたが、私たちの団体の活動に近いもののインフォグラフィクを発見し、テンションが上がったので私が調べてみたものをいくつかご紹介しますね。
The Heart of America のボランティア参加者の傾向・比率・提供価値のまとめ
ボランティアの年齢層や、男女、居住地、どんな作業をしたかがすぐに分かります。画面下の方にボランティア参加者が得られる価値をアイコンで示してあるのも非常に伝わりやすいなぁ。
Brought to you by USC’s Masters in Social Work Program
この図はこのページから拝借したのですが、画面中央を見ていただけると分かる通り、ブログに埋め込むようのソースコードまで提供されています。作るだけじゃなくてしっかり広がりやすいような仕掛けがあるところがさすが。コードの制作にはこういうツールがいいみたいです。
Image Canadaのボランティア参加者比率・傾向のまとめ
これも似ているんですが、ボランティアに参加した人の割合、年齢、時間などが一目瞭然。( ちなみにカナダって約半数の方がボランティアされているんですね…それにも驚き )
このインフォグラフィックはページからPDFとしてダウンロードが可能です。また、同じページにカナダの寄付市場を現すインフォグラフィックがあるのでこちらもファンドレイズを行っている団体は必見。
Volunteer Matchの活動報告書レポート
上記2つに加え、ぜひうちの団体で参考にさせていただきたいインフォグラフィックがこちら。Volunteer Match という団体 (サイト自体もシンプルでアイコンを多用している点が分かりやすいです) がどんな成果が上がっているのかを報告するすレポートです。
こちらもぜひ実物を見ていただきたいのですが、他のインフォグラフィックと異なる点は、例えば Top 10 Popular Causesのアイコンにカーソルを当てると割合の数字が表示される切り替えがあったり、動画やLive Mapなんていう工夫があること。見ていて楽しいですね。(しかも、一番最後にぜひ、活動に参加しましょう!とPRを欠かさない。)
また、インフォグラフィックの下にはFacebookで一般ユーザがコメントを書き込めるようになっており、ユーザからの質問には代表者がコメントで答えていますね。うちのサイトもこういったインタラクティブな仕組みを入れたいものです。
調べたのは、あくまで自分の団体の参考にしたいからだったので、他のNPO団体の方に役立つか分からないですが、興味が出た方は自分たちの団体の課題で検索 (例えば、health infographicsなど)してみると大いに活用できそうなインフォグラフィクスが沢山出てきますよ。ぜひお試し下さい。
*** 2018/06/14 追記 ***
最初にこの記事を書いたときよりはずっと簡単にインフォグラフィックを作成できるツールが増えてきました。自分で作ってみたいという方はぜひ下記の情報も参考にしてみてください。
無料でインフォグラフィックスを作成!超便利なオンラインツール8個まとめ
私が個人的に使用しているのはCanvaですね。いろんなテンプレートがあり、埋め込むだけでも作れるので便利。
オシャレな資料を作ってみたい…でもデザインセンス0!の私が頼りにしまくるWEBサービス