[voice icon=”https://yukogendo.com/wp-content/uploads/0014_original.png” name=”げんどうゆうこ” type=”l”]今回は私が寄稿させていただいている記事のご紹介。ちょっといつもと雰囲気が違う、ソーシャルメディアマーケティングに関する記事です。[/voice]
たまに英文記事をNPOサポートセンターさんへ寄稿させていただいているのですが、今回はイギリスで開催されたソーシャルメディアのプロフェッショナルたちのフォーラムのレポートを訳させていただきました。
翻訳は、英語が読めて直訳出来るだけではダメで、読者が翻訳文と知らずに読んだ時に、すっと違和感なく読めるかどうかがポイントだと思うのですがまだまだですね。。
NPOはソーシャルメディアと相性がいいはずです。多くの人に広くメッセージを伝えることが出来るため、投稿内容から、活動の熱量がフォロワーに伝わると、よりその団体に関心を寄せてもらえるようになるでしょう。ある程度ブランド力のある団体は、寄付やボランティアを獲得するのと同じぐらい、ソーシャルメディアの運用に力を注いでいます。
「ソーシャルメデイアの特性を上手く活用すれば、知らない間に寄付や支援者を獲得していくような流れが作り出せるでしょう」
「まず、目的とターゲットを定め、そこへメッセージを伝え続けましょう」
ソーシャルメディアの最も優れている点は、簡単に多くのデータを得られることなのです。Twitter, Facebookなど様々な種類がありますが、たいてい誰が、どうやってフォロワーになっていったかを分析するツールが存在します。
FacebookページのイイネやTwitterのフォロワーの数を重要視しすぎないようアドバイスをしました。ソーシャルメディアの成功ポイントは、フォロワーに伝わるようなパワフルなコンテンツを投稿し、そのメッセージをシェアやRTなどで広げてもらえるかどうかです。ユーザーエンゲージメント(相互コミュニケーションから生まれる関係構築)こそが注目すべきポイントです。
「ソーシャルメディアは常に話題が流れていって、留まりません。もちろん、そこが面白いのですがだからこそ、新しい話題をすぐに取り上げる必要があるのです」
「以前、アンジェリーナ・ジョリーが予防的乳房切除を行ったと発表した時、このテーマに取組む私たちのオフィスでは忙殺されるはずだと思いました。ただそんな中でも、この話題をソーシャルメディアのコミュニティ内で、ユーザ1人1人と議論してみる絶好の機会だとも思ったのです。皆さんも、活動に関連するニュースをユーザとともに、考えてみるのはいかがでしょうか」
日本のNPOのソーシャルメディアの活用はどうなのでしょうか。周りにNPO関係の活動をされている方は多いので、アカウント自体は持っている団体が多いように感じますが、戦略的に活用できている団体は多くないのかもしれません。
ただ、ユーザの声をきくことに積極的な、代表レベルの方々がTwitterなどでエゴサーチし、サービスに対してネガティブな意見を発言しているユーザに話しかけている様子をたまに目にしますね。 そういう活用の仕方はさすがだなぁと思っています。
うちの団体のFacebookページも何を投稿したらいいのかなぁと思うことがしばしば。記事を翻訳しつつ考えてみたのは、
- エンゲージメントが高い投稿を分析 (どんな投稿が効果が高いか?)
- パラレルキャリアや働き方、NPO側のプロボノ活用の記事などを紹介する
- ハッシュタグやリンク、タグ付けをもっと活用する
- ユーザの声を集めて紹介する
とかが出来るのかなぁ。
まだ、戦略的に活用できている団体が少ないからこそ、目的やそのための投稿内容を話し合い、全員で運用できるような体制がとれるようになると、1歩抜きん出られるようになるのかもしれませんね。
英語が出来る方は、ぜひ原文も読んでみてください!