[voice icon=”https://yukogendo.com/wp-content/uploads/picture_pc_09fd7b5a9dfd1648f7dbb8b5b8c03d38.png” name=”げんどうゆうこ” type=”l”] 先日インドネシアのウブドにあるグリーンスクールを見学しに行ってきました。この学校はサステナブルに力を入れている学校ということで、世界中から生徒が集まり、また見学者がたくさん訪れています。グリーンビジネスに関心がある方、ぜひ参考にしてみてください。 [/voice]
サスティナビリティ、環境をキーワードに子育てしたい方必見のスクール!
グリーンスクールとは、インドネシアのウブドにある自然の中でサスティナビリティに力を入れた教育を行う学校です。 2006年に建築を開始し、2008年から運営を開始、今年で11年目だそうです。生徒や先生など、このコミュニティに関わる人は500名ほどいて、その方達の国籍は40ヵ国にわたるそう。
建物から、そこで実施されているプログラムの内容、コミュニティの在り方などが世界中から注目されています。多くの見学希望者がいるため、毎日1回、見学者向けのツアーが実施されています。ツアー自体はこちらのページから申し込みをすればOK。金額は約1500円と格安です。(2019.05時点) この学校の取り組みにとても関心があったので、私も今回、このツアーに参加してきました。
いくつか写真とともにレポートしますので、サスティナビリティ教育に関心がある方はぜひ、読み進めてみてください。
入り口に入ってすぐのところにある、グリーンスクールの紹介スペース。資料を見たり、音声を聞いたりしてこの学校の方針や成果、卒業生の紹介などを行なっているのでツアーが始まる時間より前に来て、待つ時間に見てみると良いと思います。
こんな感じで、学校の紹介がされています。きちんと、方針や成果がオープンに誰でも見れるスペースにあると、自然に学校への理解が深まって良いなと思います。ツアー前に受けつけに行ったら音声ガイドを渡してもらえるので、それを使うと音声による説明を聞くことができます。(英語)
パッと見は村のように見えます。しかし、奥に歩いていくと各学年のスペースがたくさんあり、橋があったり、畑があったりとかなり広いです。
グリーンスクールは、コミュニティスクール!
まず、この学校ではリサイクルセンターのようなスペースがあり、学校で出されるゴミのリサイクルをしています。
左側で話をしている方が今回のガイド。(なんと、この日がガイドデューだったそう!) 建物の作りや学校でのリサイクルの取り組みについて話してくれました。
写真では分かりづらいですが、後ろの壁には瓶が埋め込まれて光を取り入れる&壁を飾っています。こういう小さな工夫もスクール内にはたくさんありました。
この学校では、生徒は学年ごとに分かれてプロジェクトを持っており、学生からリサイクルのアイデアが提案されることもあるそう。( バイオマスのグリセリンでキャンドルを作っているそうなのですが、それも学生から提案されて採用したものだと言っていました。)
レーザーカッターも置かれていました。必要な最新技術を取り入れているところもいいな。
他にもここの先生や、この学校をサポートしている人など、様々な人からアイデアを得ているそうで、コミュニティスクールであることを大切にしているそうです。
見えづらいのですが…空き缶でTRASHという文字が吊り下げられています。
リサイクルセンターの後は食堂の説明をしてもらいました。実はこの日は祝日だったので、食堂の様子は見ることが出来なかったのですが、平日のツアーだとキッチンの様子が見れるそう。(ただ、平日だと子どもがいるので、教室など入れなかったり、写真撮ることができる範囲に多少制限があるそう)
メニューはヴィーガン料理で、皿はバナナの皮を使い、残した料理などはコンポストエリアで動物にあげて最後には全て土に戻るようにしているとのこと。
スクール内は広いのでいたるところに竹の道案内が置かれていました。
前がない教室と自然を感じるヨガスペース
移動していくと、拓けたスペースに大きなクリスタルが。スモーキークオーツクリスタルで、このスクールの開校の記念にブラジルから運ばれてきたそうです。 この学校のエネルギー源でもあり、子どもたちも気持ちが高ぶった時にふとこのクリスタルに触れて落ち着く子もいるそう。
すごい大きさ!こんなに大きいクリスタルは生まれて初めて見ました。
次に見学したのは、教室です。(この日は祝日だったので、中も入れました) ここは小学校、、だったかな。
こんな感じで、壁には全てホワイトボードがかけてあり、「ここが前」というのは作らないようにしているんだそう。なるほど〜。私も自分がワークショップをする時、可能な時は「前を変えながら」実施する、を意識してみようかなと思いました。
そして次に歩いて行って見つけたのがヨガセンターです。
中に入るとこんな感じ。建物も木だし、そこから見渡す景色も森林という最高の贅沢
プロジェクターやスクリーンも設置されてました。(ついでに扇風機も…)
この建物で、幼稚園生からヨガやマインドフルネスを行うそうです。とても気持ちの良いスペースだったので、いるだけでエネルギーが満ちるような場所でした。こんな場所でワークショップしたいなぁ…。
循環型有機農業の実践学習
気持ち良いヨガスペースを抜けて、更に奥に進むと小さな小屋のような建物が。この建物、屋根は車のガラスなどを使ってリサイクルで造っているそう。ここは高校生のプロジェクトである、アクアポニック、つまり循環型有機農業を実践、研究するスペースだそうです。
近づいてみるとこんな感じ。後ろに見える池の水を植物が取り入れ、微生物を栄養として取り入れる→浄化された水が池に戻る循環なんだそう。
学校の敷地内に広大なスペースがあるのに加え、それぞれの学年がサスティナビリティな社会のためのプロジェクトを実践形式で行うというスタイル。もし自分に子どもがいたらこんな学校で育てたいなぁと思いました。
長くなってきたので、ここから先は後半の記事に続きます。続きを読みたい方はこちらからどうぞ!
スクール内を歩いている時に見つけた竹でできた遊具。ここで子どもたちが遊んでいるそうです。