ファシリテーターはグループをこう見てる。必要なのは「関係」を読み取る力!

げんどうゆうこ
今回は、経験あるファシリテーターの方の記事をご紹介。私も勉強、実践しているファシリテーションですが、実績ある方はどんな視点で場を見ているのかな…

 

ファシリテーター仲間が一斉にFacebookでシェアしていて発見した、クレセント・ワークスの小山田さんの記事。 ファシリテーションを学んだことがある人が感じている感覚、考え方を、分かりやすく伝えている文章だなぁと感じたのでご紹介させていただきます。(こういう文章は、本当に理解、実践を重ねている人にしか書けないものだと思います。)

「面」で考える:関係の地図を描く 


 ファシリテーターの勉強をしたい方に、私が一番最初に身につけて欲しいと思うのは、様々な意見をまとめる力でも、全員の発言を促すための技術でもなく、場を楽しく和やかにするための話し方でもなく、

「関係」を読み取る力、です。

 

「関係」というものを理解し、読み取りることができる・・・それがあってはじめて、そこにいる人たちに対して、その時考え得る最適な働きかけを選ぶことができます。

 

では、「関係」を読み取る力は、どのようにして身につけることができるのでしょうか。

これには、「点で考える」ことから、「面で考える」ことへ、考え方の枠組みを変えることから始める必要があります。

 

私もファシリテーションを行なっているので、「じゃあ会議進行よろしく!」と言われることがあります。
もちろん会議進行のためのコツもあるのですが、ファシリテーター = 「進行が上手い人」ではありません。

 

この記事で書かれているようにファシリテーション出来る人というのは「関係」を読み取る力に長けている人のこと。(その上で全体にとってプラスとなる働きかけが出来る、ということになります)

 

 記事の中では「点」と「面」の考え方が紹介されているので掻い摘んで紹介。
(興味がある方はぜひじっくり記事の方読んでみてください)

 

◇ 点で考える・・・何かうまく行っていない、何かがしっくりこないと、と感じる時、どうしてこうなっているのだろう?何のせいだろう?誰のせいだろう?いつから起きているのだろう?と「原因」探しがはじまります。そして「原因」と思われることを見つけると、そこを掘り下げ分析し、理解しようとします。

「原因」を排除すれば多様性の程度は下がり、同質さが生む快適さを増やすことができるので、自分自身にとっての利益や安全を得るための方法としては適していると言えます。

 

面で考える・・・「どこにも原因はない、あるいは全てが原因である、もしくは、その両方である。ひとりひとりには何が起きていて、個人と個人の間では何がおき、個人の集合体の中では何が起きているか、その情報を集めながら、その関係性を探っていくこと。

「今何が起きているのか」、それをメンバーが分かるよう提示していくと、グループメンバーひとりひとりは、今自分がグループの中のどこにいるのかを見つけることができます。何の情報が足りていないかを判断することができます。

面でアプローチする、ということは、原因として特定された人や物だけがクローズアップされたり、排除されたりするのではなく、そこにいる全員が常に参加している状態を結果として引き起こすことになります。誰もが、全員に影響を受けていて、影響を与えているという関係性にも目が向きやすくなります。

 

グループがあるとき、そこに集う人は必ずお互いに影響を与え合っています。その人の発言、視線、表情もそう。でも、それをメンバーが自分がどうこのグループに影響を与えているか意識出来ると出来ないではグループの成長に雲泥の差が生じるはず。そのことを体験を通じて理解してもらうように場をデザインしたり、働きかけが出来る人が、ファシリテーターだと思っています。

 

ただ、「面で考える、アプローチすること」に対しては以下の点を知っておかないといけません。

多様性の程度は高いまま続くので、何をするにも時間がかかるようになります。正直なところ、経済的生産性の点では、優れた考え方だとは言えませんが、民主的なグループの成長を支えるには、適した方法です。

イノベーションは多様性から生まれるということに違和感が感じる人は少ないはず。ただ、多様性の程度を高いままグループを成長させることは時間がかかるんですね。

 

まさに、「早く行きたいなら一人で行け、遠くへ行きたいならみんなで行け」(アフリカの諺だそう)  私もここで書かれている「関係を見る力と、そこに働きかけられる力」はもっと学んで伸ばしていきたいとと思っています。

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