エース VS チーム力はどちらが勝る ?! 自分がエースになりたい人に注目して欲しい話

げんどうゆうこ
今回は、「自分のチームをもっと良くしたい!」と考えているリーダーの方に向けて書いています。あなたはリーダーとはエースになる人のことだと思いますか??

 

普段、職場ではどんな会社でもチームで働いていると思います。
個人作業や在宅ワークが可能な仕事もありますが、多かれ少なかれ誰とも関わらずに仕事が完結することは少ないですよね。

 

私は以前ITコンサルタントとして働いていたので、様々な分野のコンサルタントとチームを組んで働いていました。長年続けているプロボノ団体も、ある意味自分たちのチームと言えますし、誰かと2人で行っている仕事もチームで働いていると言えます。

 

たくさんのチームで働いてきた私が、働く中で最も大きく変わったのはチームに対する考え方です。若いころの私は恥ずかしながら…エースを目指してました。コンサルタントは、ご存じの方もいるかもしれませんが「 UP or OUT ( ←実力がつかないなら去れという意味… 」という世界なので、とにかく「周りに負けてられない…!!!」と燃え盛って仕事をしてました。

 

過去には職場で「げんどうさんから赤い炎が出てる」って言われたことすらあります…。

 

ただ、働きまくって出た結論ですが…

 

 

 

 

 

 

エースってプロジェクトにそんなにいらないです

 

 

 

 

 

 

当時の私は
  1. エースを目指して頑張って働く
  2. 人よりできるようになり、クライアントからチームメンバーから頼りにされる
  3. 質問が自分に殺到する
  4. 頑張って丁寧に回答する
  5. 2に戻る ( 2-5を無限ループ )
 

という感じでした。
でも、これ、薄々お気づきの方もいるかもしれませんが、私が休んだり、プロジェクトを抜けたら成り立たないんですよね…。

 

 

プロジェクトで必要なのは「代替可能に働くことができる人」でエースではありません。
知識を1人占めして、人より抜きん出ようとする人より、共有して自分がいなくなっても問題ないように働く人が本当に仕事が出来る人です。自分ができる人なら「こうするといいよ」「私はこうしてるよ」を共有して、プロジェクトメンバー全体の底上げを図れる人が本当に仕事が出来る人です。

 

 

 

つまり、1人でエースを目指すよりもチーム力を高めることに貢献できる人の方がよっぽど必要!

 

 

 

昨年、フロー理論の提唱者、チクセントミハイ博士の講演会に行ったのですが、そこで「サッカーのロスタイムでエースにボールを集めようとすると、チーム全体のパフォーマンスが下がる」という話が紹介されていました。

 

サッカーは守備や攻撃など一人ひとりに与えられた役割があって、試合中は自分たちが自律的に判断して動いています。ただ、最後の最後でどうしても点をとりたいがためにエースに頼ろうとすると、結果としてそれまで自分たちが自律的に判断して動いていた時よりもパフォーマンスが下がるのだそうです。面白いですね。

 

あまりにも1人でパフォーマンスを発揮してくれてしまう ( &そしてそれをほかの人と共有しない ) と誰もがその人を頼る気持ちが生まれてしまい、メンバーの力が最大限に発揮されないのではないでしょうか。これまで、エースがいるチームといないチーム、どちらも働いたことがありますが、少なくとも私自身は後者のチームのほうが自分のパフォーマンスが上がっていたように思います。

 

 

もちろん、エースでかつ、人と助けあって仕事をする素晴らしい方もたくさんいますし、若い頃は時に「人に負けるか〜!」と自分に実力をつけることも必要なことだと思います。

 

けれど、あなたが休んだら、or  異動や離任でその部署を去ったら仕事が回らなくなっているとしたら。その時は何かを変えるタイミングなのかもしれません。

 

そもそもあなたが一緒に働きたいのは、一人で抜きん出たパフォーマンスを発揮してくれる人ですか?
それともその働き方、知識を惜しみなく共有してくれて助けあってくれる人ですか?

 

 

 

(参考)
特にIT関係のチームで働いているなら、この本はおすすめ。
常にこの本のタイトルを心に置いてチームに関わっています。

 
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