自分のことを知りたいあなたへ。私が社会人なりたての頃に読んでよかった、あなたの感性を拓く5冊

[voice icon=”https://yukogendo.com/wp-content/uploads/0007_original.png” name=”げんどうゆうこ” type=”l”]今回はちょうど知人から相談を受けて本を紹介しようと思っていたので、私が若い頃に読んで良かった!と思っている本を紹介してみます。今では少し古くなってしまった本もありますが、読んでみたいなと思われた方はぜひ、手にとってみてください。 [/voice]

 

今回は、社会人なりたての頃に読んだ本をいくつかご紹介します。今見返すとどれも自分の感性に意識が向く本ばかり。今では少し古くなってしまった本もありますが、今の私を形作る要素の一部になっているものばかりなのでぜひご紹介させてください。

 

 

ずっとやりたかったことをやりなさい

 

 

これはもう、全人類が読むべき1冊。知っている人も多い本だと思いますが、御多分に洩れず私も影響を受けた1冊です。この本の前半に書かれている、頭に浮かんだことをただひたすらノートに書く、モーニングノートや、映画や踊りを見たり、美術館に行ったり、自分のワクワクすることに時間を使うアーティストデート。

 

これら2つは今でも定期的にやる習慣となっています。特に、私は新卒で入社した会社ではコールセンターのようなところで働いていて、日々繰り返し自分がまるでマシーンになっているかのように働いていたため、このアーティストデートという時間はその頃、最も意識をしていました。。。

 

現在、内省するときにノートにいろいろ書くのもモーニングノートを書いていたことからきています。

 

この本は日本語のタイトルもハッとさせられるタイトルで好きなのですが、原題はArtist wayと言います。  人は皆、アーティストという底流を流れる考え方にもとても共感する1冊。 「効率化!効率化!」ばかりに目が向きすぎていて心がパサパサになっている人が読むと、感性へ潤いを取り戻す方法が分かると思います。

 

 

ソース ~あなたの人生の源は、ワクワクすることにある

 

こちらも効率化重視の感性パサパサ族の方に非常におすすめの1冊。更にこの本は男性的な価値観、常識に違和感、息苦しさがある方が読むととても楽になれる本です。

 

「人が取るべき責任ある行動はただひとつ。
自分が心からしたいことをすることである。
それが人生でもっとも責任ある行動であり、その人が負う最高の責任である」

 

自分らしい生き方をしないのは、本人だけでなく社会にとっても損失

 

「私たちにとって最善の行為は、決断をぐずぐず先に延ばすことだ」
私たちがぐずぐずと決断を先に延ばしているとき、実際は、潜在意識が情報を収集して次に起こる事態にそなえて準備をしているのです。

 

 

などなど、今の私の考え方のベースはこの本の影響が大きいと思います。

 

章ごとに世間一般的に信じられている常識の嘘について、丁寧な説明とともに書かれている点にとても信頼感と安心感を持てる1冊です。(何かこう、軽やかに「悩んでてもいいんですよ♪」も良いのですが、ちゃんとその理由を説明するところにこの著者の優しさを感じるというか)

 

私、コールセンターで働いてからいくつか職を転々した後、今度はERPコンサルタントの仕事につきまして、、暗黒のガチ男性性全開時代(成果、効率化、ロジカルシンキングのサンドイッチをひたすら!みたいな)に突入した時に唯一、くよくよすることを許してくれる本だったこともあり、24〜25歳の頃にかなり心の拠り所にしている本でした。。。

 

 

今考えると、「悩んだり分からないことをそのままにしておく力」は大切な女性性の力なので、無理にその時点での思考レベルで解を出さない方が良いことも多いはず。( その時点で解を出してしまうと、その後考えなくなってしまい、思考の枠が広がった段階での解が得難くなります)

 

ただ、当時の私にはそこまでの視点が持てなかったため、この本のように一見非常識に見える考える方を丁寧に肯定してくれる本は貴重でした。この本は、そういう意味で20代の頃に読めてよかったと思っています。

 

成功するのに目標はいらない!

これも、感性を拓くというよりは「目標!」「ビジョン!」とかそこからのTo Doを考えて実行を!という男性性的な考え方が苦手な人が安心できる1冊。

 

 

30分くらいで読める本ですし、古い本ですが、自分がどんな選択をすることがモチベーションが高まるかを知る上で、新社会人の方に非常にオススメです。

 

 

私はこの本で言うところの「価値観型」なんだなと早い段階で認識できたことは大きな価値でした。当時、チームで働いている周りの男性と反りが合わないことがどうしてなのか、悩む時間が結構あったからです。(実際、この本は女性にオススメされましたし)

 

 

この本を読んでから「私が大切にしている価値観は何か?」「自分の行動は価値観が満たされる選択か?」が行動の基準になりました

 

 

コンサルタントの時代にかなり頭で考えて行動する時間を過ごしてしまったのですが、それでも若い時期に「今の選択は、自分を満たすもの?」と問いかけする習慣を得られたのは大きかったです。

 

 

ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代

 

私が20代の頃に傾倒した著者の1人がダニエルピンク氏なのですが、初めて手にとったのがこの本。

 

MBAよりもMFAが価値を持つことが書かれており、かなり真剣に取りに行こうか悩んだ気が…笑。(さすがに美術は才能と情熱が足りずに辞めたけど)

 

 

今、世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか? 経営における「アート」と「サイエンス」に  という本が流行ってきていると思いますが、その流れをかなり早い段階で提言した本。しかもこの本の素晴らしいところはビジネスマンが感性を拓くためにどんなことをしたら良いのか、かなり具体的に書かれていたこと。(もう忘れてしまったのですが、紹介されていたページなどは当時調べて見てみたりしていました)

 

 

読んだ当時はどっぷり左脳の世界にいた私が、この先の職業人生のどこかで右脳的な要素を取り入れることを、この本を読んでから視野にいれました。

 

 

私がファシリテーターとしてかなり多くを学んだArt of Hostingへ、日本で開催し始める、海のものとも山のものとも分からない段階で飛び込むことが出来たのは、確実にこの本を読んでいたからと言えます。

 

 

ブルーノート

 

ちょっとここまでの趣向と違って写真集みたいな本。様々な写真とともに著者が仕事を辞めてカメラマンになって働き、どんな風に自分の気持ちが移り変わっていったかを本人の素直な言葉で綴った本。数分で読めますし、社会人になってすぐの時期に本屋でパラっと見て手元に置いておきたくなって買いました。(その後、もうこの本は卒業というか言葉が自分ごととして捉えられる年齢になったため手放してしまいました)

 

写真に文字が綴ってある詩集のような本て当時は少なかったんだけど、今では結構多いし、私も社会人になって10年以上経ったので、今読むと「そうだよね」くらいにしか感じられないかもしれません。

 

 

でも、これからどうやって働いて生きていこうか、大海原の入り口でバシャバシャやってる段階の自分にとっては間違いなく、この先辿るであろう心の葛藤が正直に綴られているこの本は、迷ったときに共感しあえる友人のような本でした。

 

 

シンプルに自分の心をさらけ出す言葉の持つパワフルさに触れた1冊です。

 

 

 

 

 

いかがでしょうか。以上が、私が社会人なりたて(少なくとも数年以内)の頃に読んで、自分の心に残った本です。

 

本は「読むタイミング」によって受け取れるものが変わるため、これらの本を知らなかったとして、今読んだとしたらそこまで響かないかもしれません。

 

 

ただ、少なくとも私自身には影響を与えてくれた本たちなので、著者の方への感謝も込めて記事にしてみました。私のブログを社会人なりたての人が発見する可能性は高くないと思いますが、それでも誰かのヒントになったら嬉しいです。

 

 

 

 

また、最後に1冊目に紹介した「ずっとやりたかったことをやりなさい」の著者ジュリアキャメロンの動画をご紹介。 英語ですが、1分ちょっとの動画なのでぜひぜひ見てください。

 

 

 

見てないよっていう人は最後の台詞だけでもぜひ・・・!

Oh, my god. your book changed my life and its always the same sentence its always your book changed my life and I always have the same reply which is you changed your life.

 

(人がジュリアキャメロンに出会ったとき)まぁ!あなたの本が私の人生を変えてくれたのです、と。いつも同じ台詞を言います。あなたの本が私の人生を変えてくれましたって。 そして、私はいつも同じ台詞を返しています「あなたが、自分の人生を変えたのですよ」と。

 

 

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対話ができる関係性・チームを築くために ワークショップデザイン × ファシリテーション でサポートする人。 プロフィール

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