[voice icon=”https://yukogendo.com/wp-content/uploads/0053_original.png” name=”げんどうゆうこ” type=”l”] 今回はワークショップや対話の場を主催する方など、ファシリテーター向けの記事です。私がワークショップでよく使用するアイテムを、実際にこんな風に使っているよというのを紹介してみます。 [/voice]
皆さんがワークショップや対話のイベントを開くとき、どんなアイテムを使っていますか。どんなアイテムを選ぶかはファシリテーターの個性によって変わるもの。今回は、私がワークショップでよく使うアイテムを、実際に使い方の事例とともにご紹介します。
1. カラーペン

まずは、必須中の必須とも言えるカラーペン。いろんなペンを購入して試してはみたのですが、個人的にはプロッキーが好きですね。紙用のマッキーも使ってはいるのですが…あれって使っていると変な匂いがしてきませんか?? ( 特に水色…私だけ?? )
マッキーとプロッキーはどんなワークショップでも当たり前に使われてるので、色や見た目に変化をつけたい時には、海外旅行に行った時におもちゃ屋さんとかで購入したカラーペンを使ったりもしています。
遊び心がある感じの場にしたいなぁという時は、受付だけはいつもと違うペンにするとか。
グラフィックファシリテーターの方や、グラフィックレコーダーの方 (話し合いの内容や様子を絵やシンボル、キーワードで書き起こしていく人のこと)が使っているペンとして人気No1なのはNeulandのペンでは無いかと思います。
私もずっと欲しいなとは思っているのですが、一度手を出したらどんどん集めちゃいそうで汗、まだ手を出せずにおります…。( Neulandのペン自体はオンライン上で購入できますよ)
2. 模造紙
これも当たり前ですが、ファシリテーターにとって模造紙も必須アイテム。最近は大きな企業でワークショップルームを持っていることもあり、イーゼルパッド が置かれているところもありますね。模造紙も、大きさと厚みが違うので、こだわれる場合は机の大きさに合わせてサイズを選ぶようにしています。
また、あまりどうでも良い私の個人的なこだわりですが、説明資料などに使う模造紙は厚目の紙、ワールドカフェなど、参加者が話し合いをする時には普通の紙を使う(=気軽に書ける感じがあるので…) ようにしています。
また、企業のお仕事で割と大きめな話し合いではコーポレートカラーやその会社のブランドイメージに近い色の模造紙を使うことが密かなこだわりです。(2枚540円と少しお高めですが、この模造紙よく使ってます。

3. 付箋

付箋もワークショップを主催する人からすると必須中の必須アイテム。粘着力の弱い付箋を避け、なるべくカラフルでワクワクするような付箋を使うようにしています。 付箋は、ワークショップで使われることが一般的になってきている点はすごくいいと思っているのですが、その分特別感が出しづらい。
なので、ブレストなどで付箋をどんどん使って欲しい時には、いつもの付箋を使い、例えば、大切な一言を書いてもらうシーンなどではちょっと形が違う付箋を使ってもらったりしています。星型とか ハートとかそれ以外にも様々な形の付箋があるのでamazonを漁ってみてください。
個人的にはミーティングノートというこの大きめな付箋が好きですね。他の方が書いた内容をなるべく見やすくしたい時にはこの付箋を使うことが多いです。

4. テープ
テープもファシリテーターが必須アイテムの一つ。模造紙を壁に貼る時と、ワークのために床を区切る時に使っています。 模造紙を貼るのに使用しているのは、少し幅が広いこの養生テープを使ってます。
また、壁がコンクリートとか、通常の養生テープでは貼りづらいものの場合は、このテープを使ってます。強粘着なので剥がれずらく、ワークショップ中に模造紙がバリっと外れてしまう心配をしなくて済むので重宝してます。両面テープなので、予め模造紙に貼って持っていって、現場で剥がしてすぐ壁に貼れるのも便利。
また、カラフルなマスキングテープのセットを準備しておいて、ワークショップの中で使ったワークシートを壁にカラフルに貼ったり、壁や机を飾るのに使ったりもしています。あと、模造紙を貼る時にはなるべく同じような色のテープを使って貼るようにしています。
会場が広かったり、いくつかのスペースに別れる時に床や壁に矢印を案内用に貼って、参加者を迷わせないようにするためにも使っていますね。

5. 色画用紙

ここからは、ファシリテーターとして必須アイテムというより、私が個人的に好きで使っているアイテムになります。色画用紙も私にとっては必須アイテム。ワークショップだとA4のプリント用紙を使う方が一般的だと思うのですが、ちゃんと意見を書いてもらいたいときは、色画用紙を使っています。(アイデアを出すために気軽に書いてもらいたいときは、A4のプリント用紙、他の人に見せる自分の意見を書いてもらいたいときは色画用紙、というように)
写真に写ってる、いろんな色が入った色画用紙を机や床に置き、「好きな色を選んで書いてください」というようにして使っています。あとは、ワークショップの会場の入り口に案内用の紙を貼る時や、受付の時に名札を書いてもらう時などの説明用に使っています。

6. カラフルな布
ここから更に、私が個人的に好きなもののシリーズに入っていくのですが、カラフルな布も私がワークショップでよく使用するアイテムの1つです。ワークショップでテーブルに敷いたり、床に敷いたりして使っています。

多いのはカフェコーナーを作る時にテーブルクロスとして使う方法でしょうか。私は海外旅行をした時に、アジアの市場で安く売っているショールやイスラム圏でヒジャブ(女性が顔まわりを覆っている布) を買って使っています。 ちなみに上記の写真に写ってる布も1枚200〜300円くらいでした。
個人的に、少しでも会場を飾ってワークショップを実施するのが好きなんです。人は、空間からも影響を受けるので、細やかながらもテーマを意識させる飾りや、会場を設えているのと、そのまま会場を使っているのでは話し合いの質が変わると考えています。

7. 英文字ブロック

これもファシリテーターの必須アイテムでもなんでもなく、完全に私の好みでしかないのですが…歓迎の気持ちを伝えたり、場所を区切るのに英文字ブロックを使っています。300円均一とかに売っていたはず。私のワークショップに参加したことがある人は、目にしたことがあるはずです。

こんな感じで、さりげなく会場を飾るためだけに使ってます。持っていっておくだけなので、準備の時間短縮にもなるし、さり気ない心遣いが伝わりやすいかなと思って私が行うワークショップではほぼ毎回登場します。今後も増やす予定笑。
以上が、私がワークショップを実施する時にほぼ毎回使っているアイテム達です。実は他にも使っているアイテムはいくつかあって、それらも紹介してみたいので次回は「プロが使うアイテム達」みたいなマニアックな記事も書いてみようかな。
どんなアイテムを、どんな風に使っているかは私もぜひ他の人の実践を参考にしたいと思っています。もし良ければ、あなたのこだわりアイテムなどもTwitterなどで、教えていただけると嬉しいです!