[voice icon=”https://yukogendo.com/wp-content/uploads/0024_original.png” name=”げんどうゆうこ” type=”l”]先日、高尾の森を散策した後、ティール組織について対話をする「ティール組織と森の成り立ち」というイベントを開催しました。今回はそちらのレポートになります。 [/voice]
ティール組織ってなに?
ティール組織、ご存知ですか? ファシリテーターや組織開発に関わる人以外にも広がりつつあるこの言葉。私の周りでも読書会などのイベントが多数開催されています。
正直な話・・・学習する組織とか、U理論とか、発達理論とか、ティール組織とか、もうお腹いっぱいという感じで本は持ってるもののあまりちゃんと読んでませんでした・・・。
ただ、今回、いつも死の対話を一緒に開催しているINTEGの薫さんが「ぜひやりたい!」とおっしゃるので、「それなら♪」と二つ返事でコファシリを引き受けました。 ちなみに薫さんはファシリテーターとしてもプロですが、ブラジルアマゾン熱帯林および先住民支援活動を長年されていた方で、自然と組織を結びつけて考えるなら薫さんが1番造詣が深い方だと思います。
ちなみにティール組織は自律的に運営、成長することができる新しい組織のモデルと言われています。とても一言で説明ができないので、こちらの動画を見ていただけると。(1時間以上あるので気軽にどうぞではないですが…)
様々な場所でティール組織について学ぶ場が開催されていますが、薫さんは体感的な場を作ることが上手い方なので、自然とともに学ぶというスタイルは本当に薫さんならではだなと思いました。
今回のプログラム
午前に高尾山を薫さんのガイドで歩き、午後は場所を変えてティール組織について対話をするという構成で行いました。
ただ山歩きをするのではなく、薫さんが自然を組織のメタファーを使って説明してくださるのを聴きながら歩くという…自然と組織と両方を深く学んでいるまさに薫さんにしかできないガイド。
今回は登頂が目的ではないので、登頂しませんし、比較的なだらかな道を3時間くらい歩きました。
薫さんがルーペを持参してくださって、植物を見つけてはズームで見る私たち。
自然林は、「皆で生き残り子孫を残す」という目的のため、それぞれが自分でありながら共存する。木々の高さもバラバラで葉っぱの大きさ、広がり具合も変えることで広く光が差し込むそう。針葉樹の人工林は効率的に光を浴びようと葉っぱが上の方に集まってしまい、木の真ん中らへんの葉は落ちてしまって、逆に光が入らず暗い印象になってしまうのだとか。
https://twitter.com/yuko_g/status/1053998214423044097
こちらは紫陽花の花。いつも見ているのと違いますか?私たちの多くが目にしている紫陽花の「花だと思っている部分」は萼(ガク)のようなもので、人口的に繁殖させているものなんです。(だから挿し木でクローンみたいにどんどん増えるんですね。)
午後は場所を移動して、午前の体験を言語化する時間。今回は高尾山口にある高尾559ミュージアムの2階にあるスペースを利用しました。広くて綺麗で最高!
高尾559ミュージアムは2015年にオープンした新しい施設です。
話し合いで使わせていただいたスペースはこちら。ぽかぽかしてて良い気持ち!
場所が与える影響って大きいですよね。今回はティール組織に見られる3つのポイント(ブレークスルー)
(1) セルフマネジメント
(2) ホールネス(全体性)
(3) 進化する目的
についてキーワードを書き出して話をしていく形式で行いました。
午前に自然を散策しているので、いきなり話するよりもずっとイメージが湧きやすかったです。本を読んで「ティール組織ってどういうこと?」と話すのも良いですが、「ティール組織」のような状態を体感してから話すことで、「なんと無くこんな感じ」という感覚と共に対話をすることができ、心地良く話をすることができました。
今回の企画は「死の対話」のように一緒に作り上げたイベントではなく、どちらかというと薫さんの企画した場をわたしがサポートさせていただいています。山での散策がかなり寒い時期になってきてしまったので、しばらくはこちらの企画は休止なのですが、暖かくなったらまた行うかもしれません。
また企画をする時にはこちらのブログでもご案内させていただきます。
簡単ですが、動画を作ってみたので、より雰囲気を感じたい方はぜひご覧ください♪