[voice icon=”https://yukogendo.com/wp-content/uploads/0015_original.png” name=”げんどうゆうこ” type=”l”]今日は、コレクティブストーリーハーべスティングという方法のご紹介と、そちらの練習会のご案内です。「ストーリーテリング」「お互いに学び合う」ことにピンと来る方にぜひ読んでもらいたいです [/voice]
コレクティブストーリーハーべスティングとは？
コレクティブストーリーハーベスティング、ご存知ですか？ 簡単にお伝えすると誰かにテーマに基づいたストーリーを話してもらい、それを他の人が複数の視点で聞きあう対話の方法です。 複数人でそれぞれの視点でストーリーを聞いた後、聞き手から話し手に気づいた点を伝え、対話をする。
話し手と聞き手が双方にやりとりをすることが特徴の方法ですね。
ストーリーアクティビストでArt of hosting practitionerでもあるメアリー・アリス・アーサー氏によって開発されたと聞きました。( 私のうっすらとした記憶なので正しくなかったらごめんなさい。) 私は2014年のArt of hostingで初めて体験し、その後何度か聞き手、話し手を体験しています。
* メアリー・アリス・アーサー氏はTEDに出ている方なので、ストーリーの持つ力を知りたい方はぜひ見てみてください。あなたの（そして私たちの）ストーリーの力を取り戻そう！ (日本語字幕付き)
手順については、下でも少し説明していますが、もし詳細に知りたい方がいらっしゃいましたら、過去に作った資料があるのでこちらをどうぞ。
学び合うストーリーテリング
そもそも、このコレクティブストーリーハーベスティングって何が良いんでしょうか？ いやに名前が長いですが…。
この方法は、話し手と聞き手双方が1つのストーリーから学び合うことができる、ということが最大の特徴であり、良さだと思います。 これまで、誰かの話を聞いて学ぶ場というのは話し手の経験を一方的に聞き手に伝える、という方法が多かったと思います。
例えば、イベントでゲストスピーカーがいて、参加者がその人の話を聞いて学ぶなどは典型的な例。この方法は、私にとって「それ以外の方法もありますよ」とそっと教えてくれる存在です。
聞き手は「今回はこの視点、または問いかけを持って聞いてください」と決めるので (例えば、分岐点という視点で聞く、とか「ストーリーに題をつけるとすると？」という問いかけを持って聞く、とか) その視点に集中して聞くことができます。
何度か聞き手をやると、この視点は普段の自分の聞く時の視点に近い、遠い、なんていうことも分かってきます。普段は自分の価値観のフィルターを通して聞いていますからね。
でもこれは、話し手も同じことが言えます。自分がする話は「こんな風に受け止められるだろう」ということと全然違うコメントが返ってきたり、他の人の視点を通して自分の体験、ストーリーを捉え直す、そんな学びが話し手には起きやすくなります。
こんな時に使えるかも？
でもこれって、どんな時に使えばいいんでしょうか…？？
私が過去に経験した事例、他の実践者の方に聞いた例を書いてみますね。
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・組織のチームビルディングの合宿などで先輩の話を複数人で聞く
・テーマの実践者で複数名の実践者から話を聞く
・チームのリーダーの話を複数人で聞く
・集合知を紡ぎたいテーマで話を聞き、その後そのテーマに対する対話をする
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私が過去に経験した例だと「組織開発」というテーマで車内の実践者、社外から支援する人、など様々な立場で実践している人の話を聞くという場で話し手をやったことがありましたね。
また、他に実施したことがあるテーマでは、教育やコラボレーションで実施したことがあります。
コレクティブストーリーハーベスティングのポイントは何と言っても話し手が思いのままに素直に話すこと。話し手の方が自慢話をしだしてしまうと場が白けがちになるので、その場にふさわしい話し手を選び、その方に自由に話してもらえるような導入をすることが大切。
一緒に練習してみましょう！
話し手も聞き手も何度か体験・主催していますが、もう少し主催者としての視点で経験を重ねたいことと、コファシリのてっちゃんが「ぜひやってみたい！」ということだったので、2人でテーマを探って練習会を開いてみることにしました。
コレクティブストーリーハーベスティングの説明自体はこちらが行いますので、初めての方大歓迎！むしろ初めての方だけ来てほしいくらいです。 12月19日(水) 19:00〜21:00 ( 18:45集合 ) @渋谷 です。関心がある方はぜひこちらのページをご覧の上、お申し込みください。参加無料です！
<おまけ> コレクティブストーリーハーベスティングについて書かれた別記事を発見！
なんと偶然テーマも今回私たちが設定しているものと一緒！
