個人の時代を生き抜く戦略 自分のミッション、ビジョン、テーマ、スローガンなどを考えてみる

[voice icon=”https://yukogendo.com/wp-content/uploads/2_large.png” name=”げんどうゆうこ” type=”l”]私は夏休みと、年末年始の長期休みは海外のホテルを何泊かとって、自分の長期的なビジョンを考える内省をしています。今回は、2018年現在、考えてみたバージョンをご紹介します。自分の軸が欲しい人にとってはお役立てるかもしれません。 [/voice]

突然ですが、皆さんは自分のミッション、ビジョンってお持ちですか?

 

 

企業などの組織でホームページに掲げてあるやつですね。私はこれの自分バージョンを作るようにしています。

 

というのも、私は過去にSocial marketing japanのミッション、ビジョンを考えたことがあるのですが、この言語化のプロセスそのものが自分と向き合うことそのもので、自分のことを知ることが出来たから。

 

そしてミッション、ビジョンという軸があることで物事の判断しやすくなり、行動に時間をかけることが出来るようになったからです。

 

自分と向き合うことがどういうことか分からない方は、自分が何を大切にしているかを言語化してみる、つまりミッション、ビジョンを作ってみることをお勧めします。

 

あなたのミッション、ビジョンは何ですか?と聞かれてすらっと答えられる方はそう、多くないんじゃないでしょうか。

 

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個人がミッション・ビジョンを持つこと

ミッション、ビジョン、そしてテーマ、スローガン、バリューなど、自分の判断の軸となる部分をしっかり考えたことがある方、しかもそれがしっかり言語化している人は、他の人と絶対的な差別化になります。

 

例えば、

ブロガー・作家のはあちゅうさんのスローガンは「ネット時代の新しい作家の形をつくる」

 

株式会社Queendomのあやにーさんの理念は「与える人生を送り、自分の周りを幸せにしていくことによって、自分の生きた証を周りの人の中に作っていく人で在りたい」

 

だそうです。( ※Voicy174回でお話されていました。)

 

私がよく、ブレスワークを受けさせていただいているkokoさんのホームページを見ると、彼女のテーマは平和だということがすぐ分かります。

 

 

同業の人、近い活動をしている人と比べて、「わたしはこれを大切に活動しているよ」と明示できることは、○○の活動をしています!と伝えているだけの人よりも目を惹きますよね。

 

個人が軸を持つことの意味

ミッション、ビジョン、テーマ、スローガンなどが明確にあると、それを起点に世界観が作り上げられます。 例えば、kokoさんはNVC (non-violence communication) というコミュニケーションを伝える活動もしていますが、ブレスワークもNVCも彼女にとっては内なる平和を伝えるツール、という位置付け。

 

kokoさんがNVCのワークを紹介する時、行う時、平和への願いが節々に込められているはずで、その世界観に人は惹かれてkokoさんの場に参加します。

 

 

一方、私も自分が主催する場でNVCのワークを行うことがあります。私の場合は、自分のテーマを一言で表現すると「自分への優しさ」なので、NVCを伝えるときには優しさのツールとして紹介しますし、NVCの中でも自己共感 (=自分への優しさ)を強く伝える傾向にあります。

 

 

それぞれが大切している世界観から手段を紹介する、私はそれがその人ならではの仕事という印象がして好きなんです。

 

 

3名の発信や行動は、それぞれ自分の軸に基づいていて、だからこそ、その世界観に惹かれる人も多いのではないかと思います。

 

 

私は、自分らしさという世界観が色濃い人が好きなので、だからこそ自分もミッション、ビジョンを言語化して持つように意識しています。

 

 

そもそも、ミッション、ビジョンとは?

ミッションは簡単に言うと使命、存在意義、役割のようなもの。
ビジョンは目指す世界。使命を果たした先にある世界と言っても良いかもしれません。

 

 

Yahooの図とか、分かりやすいですね。ミッション、ビジョンのために大切にしている価値観がバリュー。

*こちらのページより引用させていただきました。

 

 

ちなみに現時点での私のミッションは
自分のすべてを愛し、「本当はこうしたい」を表現できる人を増やす

ビジョンは
自分の本音を大切に、ありのままのわたしで深い心のつながりを感じられる社会

 

 

です。さらっと書きましたけど、言語化にかなりかかりましたよ…!しかも100%かって言うとそうじゃないんです、これ。まだ多少迷うところもあります。

 

 

これ、言語化するプロセスの中で自分と向き合うことが大変なので。 綺麗な言葉になっているかよりも、自分に響く言葉かどうか、が大事。

 

 

例えばわたしは昔から人を声で覚えるところがあるのと、ファシリテーターとして「きく」ことを大切にしているので、本音、つまり本物の音という表現が自分にとってぴったりくるのですが、この捉え方の感触みたいなものって人によって異なりますよね。

 

本音を大切にではなく、本質を大切に、だと私にとってはもう一歩、という印象がするのですが、人によっては本音より本質の方がしっくりくる!という人がいるはずです。

 

 

でも、自分にぴったりくる言葉を見つけられたなら、それは自分の世界観を表す大きな軸になってくれるはず。

 

 

 

個人のミッション、ビジョンはどう作る?

これは正直、私が聞きたいところなんですが、とりあえず私がやってみたことを書いてみます。(情報は発信者の元に集まると言うので、知りたいことはまず発信ってことで…。)

 

 

私はビジョン→ミッションの順で作りました。まず、ビジョンですが、自分がどんな社会、どんな世界に住みたいか、を考えました。

 

 

日常でどんな瞬間に喜びを感じている?をたくさん書き出したり、それはなぜ? と考えたり。

 

対話の場はどうして好きなの? どんな場に参加、主催出来たら幸せ?

 

自分のが今まで通った講座などは、何を得たくて、どんな社会にするために通ったの?とか。

 

自分が今、していること(=対話の場作りやファシリテーターとして組織の対話支援)は何のためにしているの? どんな社会に生きたいからしているの?

 

 

とこんな感じの問いにひたすら書いて答えること、あとは私の場合、このブログを書いていたことがかなり役立ちました。ブログを書いていると、自分が繰り返し書きたくなることが分かってきたり、同じような言葉を何度も使ったりすることが起きるからです。

 

 

 

 

 

ミッションは

自分の周りにどんな人が増えたら嬉しいか、自分が社会の中で今、どんな役割を担っていると思うか、またどんな役割の人でいたいか、をたくさん書いてみました。

 

 

ビジョンを先に書いたので、このビジョンに向かうために、どんな役割の人でいたらいいのか、どんな人が増えたらいいのか、どんな手段、サービスを提供できたらいいのか、という視点で考えてみると、割とやりやすかったです。

 

 

 

とりあえずしっくり来る来ないは置いておいてたくさん書いてみること。そうすると繰り返し使いたい表現やしっくりくる言葉が分かってきます。

 

 

※ 私は上記のプロセスで進めたのですが、完全に自己流なので、もっといい方法があるよ、という方はぜひ教えてください。

 

 

 

 

私は、今は「個人の時代」であると考えています。個人の時代とはどういうことかと言うと「幻冬社の箕輪さん」ではなく「箕輪さんの所属している幻冬社」という風になる時代を迎えているという意味です。

 

 

 

適切に自分を社会に伝える努力をした人にチャンスがある素晴らしい時代になってきたと私は思います。

 

個人の時代を生き抜く戦略として、自分の軸を明確にするところから始めてみませんか。

 

 

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対話ができる関係性・チームを築くために ワークショップデザイン × ファシリテーション でサポートする人。 プロフィール

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