強いチームはオフィスを捨てる? プロボノチームから学ぶリモートワークに必要な5つの資質

[voice icon=”https://yukogendo.com/wp-content/uploads/0015_original.png” name=”げんどうゆうこ” type=”l”]今回は、リモートワークを成功させるには?という内容。私のプロボノ活動はリモートがメインです。だからこそうまくいくにはどうしたらいいのかを日々考えています。[/voice]

 

強いチームとかいう文字を見ると途端に飛びついちゃう私が最近読んだ本。強いチームはオフィスを捨てる: 37シグナルズが考える「働き方革命」

アメリカのソフトウェア開発会社37シグナルズ ( 2014年2月〜Basecampに社名変更したそう)がリモートワークについてメリット、デメリット、そして自社のノウハウを公開した本です。

 

私はリモートワーク賛成派です。場所に縛られないということは通勤時間もいらないし、ライフステージの変化にも柔軟に対応できる。何より、主体的に働ける人なら、集中力と生産性が上がります。

 

本業でもリモートワークの勤務経験ありますが、そもそもプロボノの活動はリモートの活動メインです。つまり、働きながらプロボノをしている人は、リモートワークを必然的にせざるを得ない。

 

リモートワークの活動をする時には、『誰と』組むかが非常に大切。つまり、そもそもリモートワークに向かない人、出来ない人もまだ多いと思っています。私がプロボノ活動をしていて感じているリモートワークに必要な資質を5つまとめてみます。

 

          誠実          

NPOの方と話すると必ず出てくる問題が「フェードアウト」「所属してるだけ」の人がいるってこと。これってすごく不誠実だと思うんですが、リモートワーク中心のプロボノ活動だと発生しやすいんですね。

 

プロボノって仕事しながら、限られた時間で活動していて、一時的に仕事がいそがしくなって活動が止まることも起こりうる。その中で、リモートでもきちんとコミュニケーションとる、とか自分の状況を伝えるとかって仲間にとって誠実で在れるかどうかじゃないですか。

 

余裕がある時に他人へ誠実でいることは難しくありません。余裕が無くなってきて尚、誠実でいられるということは思った以上に難しいことなのです。

 

            学習欲          

リモートワークで大前提となるのはある程度のITスキルと環境 (PCがあり、Wifiが入る)です。もちろん、ITスキルは高いに超したことはありません。

 

ただ、google documentが使えませんとかってもう、「私、検索して調べる気持ちがありません」宣言と同意だと思うんですよね。Skype、Dropboxなどもそうだけど、別に使い方誰からも教わってないです 。

 

分からないことに対して自分で検索して調べてみる程度の学習欲が無い人は、リモートでプロジェクトを一緒にやっても成果を出せないでしょう。オフィスで誰かにすぐ教えてもらえる環境とは違うので。

 

           自己開示           

相手に自己開示する姿勢があるかも大切なポイントです。オフィスで長い間一緒にいるのと違い、日常の些細な行動から相手をゆっくり知っていく時間がない中で活動を一緒にすることが少なくありません。

 

直接対話をして関係性を深めることもとても大事なんだけど、

・そもそも自分のことを知っているか
・自分で自分の価値を認められているか

 

の2点をクリアできない人は自己開示しようがないのでそこが出来ている人なのか、またはしようとしているかは最低限見たいところ。自己開示をし合い、深い良い関係性を築くことが出来れば、それはチームの成果に結びつきます。

 

周りで様子を「察して声をかける」ということが出来ないため、リモートだからこそ、意識して自己開示をしないと良い関係性が築けません。なので自分のことをきちんと話せるかどうかも、大切ですね。

 

     コミュニケーション能力

リモートワークではコミュニケーション能力がより大切になってきます。 メールやオンラインのやりとりだと、ニュアンスが伝えられないので、こちらが意図したことと全く違うように受け取られて困った経験はないですか?

 

メンバー内にきちんと関わり方を学んでいる人が欲しいところなのですが、 人は得手不得手があるので、必ずしもコミュニケーション能力が高い人ばかりと組めるとは限らない。それでも最低限、コミュニケーションをとる姿勢がある人 ( =言葉で相手へ伝えやすく説明できるか? 受け止めやすい言葉を使えるか? を意識できる人 )

 

オンラインのやりとりに無反応にならない人と組まなければ、リモートで物事は進みません。会って話すと楽しいけれど、メールのやりとりだと自分のことを言葉で説明する能力が必要になるため、対面で会話上手=コミュニケーションが上手い、ではなかったりする。逆にオンラインのやりとりの仕事に慣れていて言葉での説明が上手い人の方がリモートワーク自体はやりやすい印象があります。

 

     主体性

リモートワークって、誰も見てないんですよ。サボろうと思えばサボれるし、ベッドにぎりぎりまでいて就業時間数分前にようやく椅子に座って、、ということも出来る。  だからこそ、自分で考えて行動できるかがすべてなのです。(だから、やりたいことを仕事にしてるかというところも大切なんですが )

 

結局、リモートワークは、自分の人生に主体性を持てる人しか出来ないことだと思ってます。強制的にオフィスに行って、周りの目を感じながら、与えられないと何したらいいのか分かりませんっていう受け身の人は普通に勤めたほうが良いと思います。

 

以上が私が考える、リモートワーク出来る人の資質です。これらはうちの団体でメンバーを募集する際に見るポイントと同じ。もちろん、私自身もこの5つを意識して働こうと思っています。

 

 

最初にご紹介した本も、面白かったのでリモートワークに関心がある方はぜひ読んでみてください。

 

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対話ができる関係性・チームを築くために ワークショップデザイン × ファシリテーション でサポートする人。 プロフィール

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