(開催レポート) WANTED Vol.3 と、プロアクションカフェについて思うこと

[voice icon=”https://yukogendo.com/wp-content/uploads/0028_original.png” name=”げんどうゆうこ” type=”l”]今回は先日行なったNTTデータグループの公開イベント WANTEDの開催レポートです。プロアクションカフェ について感じたことなども書いてみたので、参加していない方もぜひ読んでみてください。[/voice]

 

先日の29日(金)の午後にNTTデータグループの組織開発実践者会議 WANTED !! の3回目を行いました。今日はその開催レポートです。

 

1・2回目は私がファシリテーターを行ったのですが、今回から他の事務局メンバーがファシリテーターを行いました。一応、私は他でもファシリテーターを職業としてやっているわけですが、そういう人が毎回やるのではなく、現場で実際にやっている人がPracticeの意味を込めて実践する方が良いと思います。

 

その方が、「あ、私もやってみようかな」と思う人が増えるかもしれないし、それこそが実践者の会だと思うからです。( もちろん、やったことがない手法を始めてやるなら経験者が「一度やってみせる」は大切なのですが。)

 

今回も前回に引き続き、プロアクションカフェを行いました!様子を写真でどうぞ。

全体はこんな感じ。1テーブルに1人のテーマオーナーに2〜4名のサポーターがつきます。

右側の人は 株式会社 Dialogic Consultingのそうさんです。 こちらの記事に書いた、チェックイン・チェックアウトカードを一緒に開発した方。勝手にメール送りつけたら前回に引き続き来てくれました^ ^

 

こちらも同じくチェックイン・チェックアウトカード開発チームの中島さん  無理やり誘ったら快く来てくれました( ´ ▽ ` )/

テーマオーナーはそのままテーブルに留まり、1ラウンド対話が終わったらサポーターは別のオーナーのところへ移ります。(テーマオーナーのところに入れ替わりいろんな人が助けにくるイメージ)

テーマオーナーはもちろん、社外の人でもOK。(事前に募集し、立候補してくださった方にお願いしています。) これは、社外の方がテーマオーナーのテーブルですね。

もちろんNTTデータが主催なので、データグループの社員の方の方が少しだけ多いのですが、今回は社外の方も多かったです。このテーブルは社外の方2名、社内の方が2名ですね。

3ラウンド目。サポーターの質問力が上がってきたからか(?)、たまたまこのメンバーがズバズバ突っ込んだのか(?)、このテーブルはアドバイスも内省させられる問いも多かったみたいです笑。

最後のチェックアウトはいつも通り時間オーバーして(笑)終わりました。今回も盛り上がってよかったです。

 

プロアクションカフェという対話の方法自体は7年前くらいにArt of Hosting の共同創始者のTokeによって持ち込まれたそうですが(AoHコミュニティの方に聞いたのですが、、間違ってたらすみません。)、広まってきたのはここ数年じゃないかなぁと思います。  海外では、国際的なカンファレンスなどでも使われているみたいです。

(参考)
Running a Pro Action Cafe for 300 people

 

私も初めてこの手法を知ったのはArt of Hostingのトレーニング内だったので、数年後にこうして企業の中で行うようになるとは思いもしませんでした。ただ、企業の中でプロアクションカフェを繰り返し実践することはすごく良い効果があることかもしれない…!と今回、同じ組織で連続して実施してみて思いました。 ( 私は、プロアクションカフェ自体は何度もやったことはあるのですが、同じ組織で連続してやったのは今回が初!)

 

理由としては…

 

・テーマオーナーをやった人が、次はサポーターに周りたがる。(次は別の人の活動を応援したい!という気持ちになる) ので、普通にサポーターを行うよりも貢献意欲が高くなり、お互いに支援し合う関係・文化を築くきっかけになる。

 

・連続でサポーターだったとしても、サポーターの経験は、問いかけの力を磨く実践練習の機会になりうるため、サポーターの質問力が上がる。しかも、例え社外から専門家が来ても、その人たちの問いかけの技術を見て学べる場になる。 ( 社外の専門家にあれこれ上から目線で言われたらうざいけど、これだと組織開発の専門家の問いかけ力を目の当たりにすることができます。これは社内の人にとってすごく勉強になる良い機会だと思いました。) 今回は、社外の専門家が前回より多かったかもしれませんが、前回よりサポーターの問いかけ力が上がっている印象を受けました。

 

*ちなみにですが、サポーターの質問力を高める工夫として、WANTEDではこういう参考資料を配布もしてます。

 

・自分がテーマオーナーじゃなくても、サポーターとして問いかけることは、自分にも同じように問いかけている効果が得られ、サポーターをしながらも自分の活動を振り返るきっかけになる。

 

という感じ。中でも今回、私が「やったー!」と思ったポイントはチェックアウトのコメントで「サポーターの方が難しいと感じた (人の役に立つ、支援をすることは大変だと思った)」という声が多かったこと。というのも他のファシリテーターの人に「プロアクションカフェって手法としては良いけど、テーマオーナーのためにしかなんない」と言われたことがあり、「そんなことないよ!(=サポーターだって学べるでしょ!)」と思っていたからです。

 

学び取る力が高かった参加者の皆様に助けられましたが、今回も実施して本当によかったです。多くの方のご参加をありがとうございました。次回は11月24日(金) 14:00〜18:00 の開催になります。社外の方はまたこのブログでもお知らせしようと思うので、関心がある方はぜひ予定を空けてお待ちください。

 

また、うちの会社でもプロアクションカフェやってみたい!という方はぜひお知らせください(^ ^)/

 

 

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