[voice icon=”https://yukogendo.com/wp-content/uploads/0024_original.png” name=”げんどうゆうこ” type=”l”]先日、夏休みもかねてオマーンに滞在してきました。オマーンはなんと東京より暑くて毎日40度くらい…なので閑散期で人が少なく、ゆっくり出来ました。私は物価の安い国に行って良いホテルに泊まり、ゆっくり休むのが好きだったりします。 [/voice]
私はプロフィールにも旅行一家、と書くくらい旅行(特に海外)が大好きです。 恐らく年に3〜4回くらい海外に行っていますが、ここ数年、年に1回は旅行というより、ただの海外ホテルスティをしています。
旅行は旅行で、あれこれ訪ねる楽しさがあるので好きなのですが、予定を詰める旅がキツくなってきたのと、以前ほど思い切り刺激を求めなくなったところがあり、ゆっくりスティする旅もするようになりました。(仕事が大変だったときの方が非日常感を求める気持ちが高かったというか…)
先日はお盆休みにオマーンに滞在してました。オマーンてこの時期、40度くらいで外が暑すぎるので日中に出歩いている人がほとんどいないという、、、いわゆる閑散期です笑。
なので、ホテルが通常より安かったのと、砂漠で星を見たいなと思っていたこと、イスラム圏のスーク(市場)に行きたいと思っていたので、今回のスティ先はオマーンに決めました。なんと2月に…
https://twitter.com/yuko_g/status/959794629196505088
しかもこの時期にとったから航空券も安かったです。
あまり観光をせず、1週間程度行くけれど1〜2箇所しか滞在しません。この海外短期ステイは昨年から初めてみたのですが、今年やってみて、「もっと頻度あげよう!」と思いました。
そんな訳で、私が海外短期ステイを強烈にお勧めする理由を、今回はご紹介したいと思います。
良いホテルに泊まれるので自分を大切に出来た実感が得られる
まず、物価の安い国を選んで日本では連泊出来ないクラスのホテルに泊まりました。ホテル滞在だと一切の家事をしなくていいし、(…ってまぁ普段もそんなにしてないですけど)、素敵な空間に身を置くこと、その国のホスピタリティを感じる体験ができる。それはまさに自分を大切にする実感を自分にプレゼントするということだと思っています。
なかなか無い、バックパッカーなのに良いホテルに泊まるという… (注: これも妹です)
綺麗で快適な部屋で過ごすことが出来てとても気分が良かったです。
時差があったりwifiも弱かったりするので、あまり日本と連絡も取れず(笑)、集中して作業をすることができました。また作業机も良いホテルだと広くて綺麗だったりして気分も良い。
隙間時間を活かして作業、勉強という表現がありますが、ワークショップのプログラムを考えたり、自分のことを考えたりするのはまとまった時間を取るほうが効果的。 今回もまとまった時間が必要な作業を行いました。
ホテルの共有スペースみたいなところで、内省したりブログ書いたり、本読んだりしていました。
少なくとも夏休みと年末年始は海外で数日はボーっと休む時間をとり、自分の将来についてとか、いま大切にしたいことを大切にしているかをきちんと確かめるようにしています。
空いた時間があるとどうしても、何かコンテンツを詰め込んだり、携帯で無駄な情報眺めたりしてしまうのですが、創造的なアイデアって余白にポッと訪れるもの。
極力時間から日常や普段を排除するよう、心がけます。本とかも普段読まない本を持っていったりしました。
また、良いホテルだとビジネスセンターみたいなところがあるホテルもあり、追加で支払えば更に仕事しやすい環境で過ごすことも可能です。
飽きたときにすぐ、好奇心を満たせる
作業に飽きても、窓の外を見るといつもと違った風景が。それだけでも世界は広いな、素敵だなと思って気分が変わりますし、ちょっとスーパーに行くだけでいろんな発見があってすごく楽しい。
観光名所にあまり行かないといってもちょっとの時間は出かけたりするし、今日の作業のご褒美に近場の食堂や市場に行こう、とか観光スポットに行こう、も出来たりする。 また、別の記事で書こうと思うのですが、オマーンにはマトラスークと言う市場があり、そこがなかなか楽しかったです。
イスラム圏の市場って雰囲気があってどこも素敵。骨董品とか香水とかが好きな人にはたまらないと思います。
ちょっとした好奇心や未知に出会うワクワク感でエネルギーをチャージしたらすぐそのまま作業にとりかかれる。それってすごく効率が良いと思うんですよね。日本だとちょっと外出して行く先も見慣れた風景だし、パッと気分転換ができる、好奇心が満たせるって新たな場所じゃないとないなぁと。
ホテルのすぐそばにあったトルコ料理のお店。食事も初めての場所に行くのはすごく気分が変わって新鮮で、楽しい。
人目を気にせずおしゃれ、またはノーメイクでいられる
海外だと当然ですが、誰も自分を知りませんし、知り合いに出会う可能性はほぼないです。
ファッションの雰囲気も流行りの服も日本とは違う。なので、海外では普段日本では来ない服を思い切って着たり、普段しないメイクをしてみるなどして過ごしています。
日本だとワンピースってほぼ着ないけれども、ここ砂漠ですし( 前半はワヒバ砂漠と言うところでゴロゴロ過ごしてました。) 誰も知り合いいないしってことで思い切った格好が出来ます。
そうすると、「あ、こういう格好は似合うかも」「これは着てみたけど違ったかな」というような、自分の好き、似合うを広げるような体験ができる。
よく、コーチングで「なんの制限も無かったらどうしたいですか?」という、相手の領域を広める質問がありますが、見た目に関してまさに人目という制限フリーの状態。この場所で、知り合いがいないならどんな格好がしたい?が叶います。
普段も好きな格好はしていますが、一応のTPOは無意識に察してしまうし、知り合いと会うときに突然、これまで着たことない系統の服って抵抗がある。
ちょっとした変身願望?なのか、新たな自分を見てみたい願望?が満たされるし、やってみたら日本の休日もこんな格好してみようかな〜が見つかったりして、楽しいです。
逆にあまり気にせずすっぴんで過ごすことも出来るので、思い切り好きな格好をすることも、楽に過ごすこともできる。この両方を満たせるのが、自分のにとって楽で心地良いんです。
謙虚な気持ちを忘れない自分になれる
旅先ではとにかく、予想外のことが起きます。道がわからない、お店知らない、などは当たり前ですが国の法律や常識、考え方など、何もかもが違うので普通に過ごすだけでもたくさんの人に助けてもらうシーンが続出しますし、予想外のことに振り回されて腹が立ったりもします。
今回、ほぼホテルにいて出かけたのは2回程度であとはホテル周辺のカフェやレストランに行く程度で過ごしてたのに、
- 近場のレストランでオーダー聞かれたから答えたのに、伝わってなくて1時間以上待ちぼうけ。(そもそもお昼を食べたいんですけど、と店に入るの時に会話したので、日本人的な感覚からすると、料理でてないのおかしいって気づいてくれ、、、と思ったんだけど、同時に「いつも日本人の皆様ありがとうございます涙」とも思いました。)
- バス乗ったら座る席を指定される。
(バスは女性は前に座るものみたいです。(市バスは明確に書かれていたのですが、長距離バスとかも書かれていないけど自然にそうなってました)
- モスクは女性は長袖長ズボンにヒジャブ(イスラム圏の女性が顔まわりに巻いている布)をして髪を隠す
- バス定刻になんて全然来なくて酷暑の中を待ちぼうけ状態
40度近い気温の中、道端 (注: バス停です) で1時間もバスを待つ私。
くらいなことはサクッと起きます。もうね、日本の交通機関の正確さといったら海外行ったことある人は全員、「今まで気づいてなかったけど、鉄道会社の皆様いつもありがとうございます涙」って号泣できるレベル。
予想外のことに振り回されて、人生は思い通りにいかないことをちゃんと思い出す。わたしは毎回、海外に来るたびに謙虚さを思い出している気がします。
日常に感謝の気持ちが湧き上がる
素晴らしい体験を自分に与えてあげられることは自分を好きになる1歩であるし、当たり前ですけど日常への感謝の気持ちも湧きあがります。
この辺は、過去に他の記事でも書きましたね。
私は旅の始まりも好きですが、日常が愛おしくなる旅の終わりも大好きだったりします。日々に埋没しない人生を生きるために、たまには海外で作業週間を作ろうと思います。