[voice icon=”https://yukogendo.com/wp-content/uploads/0081_xlarge.png” name=”げんどうゆうこ” type=”l”]今回は、私が何度も参加しているTグループという講座の記事。対人関係の仕事をしている人に非常にオススメなので、私が直接お会いできる人以外にも、ご紹介出来たら良いなと思って記事にしてみました。[/voice]
今回は、私がオススメの講座の紹介記事。
プロのファシリテーター、コーチ、カウンセラーなど、特に対人関係支援の仕事をしている方に熱烈におすすめしたい、Tグループという講座です。 気になるな、という方、ぜひ読み進めてみてください。
Tグループとは?
Tグループとは、トレーニンググループの略。5泊6日という時間がかかり、それなりのお金もかかります。
やることは、6〜8人くらいのグループに分かれて、1時間半のTセッションという非構成のセッションを行い、その時間の振り返りを行う。これを5泊6日の間に13回くらい繰り返します。
非構成のセッション、とは話すテーマも無ければ、ファシリテーターに指示もされない時間。つまり、自分たちで話すテーマも決め、お互いの関わりから学び合っていく、というもの。
ちなみに、私はこのブログでも度々ご紹介していますが円坐という、同じく非構成の場を開催しているので「何が違うのですか」と聞かれることがあるのですが、円坐は目的がなく、Tグループでは目的があります。
このTセッションと、その合間に全体会といって他のグループと集まって(私が参加した時には、参加者12名で、2グループありました)、簡単なレクチャーを聞いたり、グループワークをしたりします。
グループワークで作成したもの。(*写真は事務局の方にもらいました)
この講座は参加しても何が得られるか分からないし、「XX資格が取れます!」ということもありません。 非構成、つまり「何もしない」ということも出来るには出来るので、こういった講座を「お金を払ったから『教えてもらえる』という心持ちの方は、「お金を払って、時間をかけたのに、何がなんだか分からなかった!」となる可能性が大いにあります。
自分の発言、在り方に対する忌憚ないフィードバックが飛んでくるので、時に「そんな自分知りたくなかった…」という自分に出会うこともあるし、自分の意図と全く違う印象を自分が出していたことに気づいて落ち込んだり。私は、過去に5泊6日ではない短いバージョンと、このTグループのトレーナーを目指すバージョンと、計3回参加したことがありますが、まぁアレです。毎回泣いてます (;_;)
それでも、受講中に自分なりのチャレンジが出来るなら、他のどの講座でも得難い学びを得ることが出来るはず。あえて自分が参加して何を得たか、どうなったかを言語化してみると
- 自分のコミュニケーションの癖、自分の出しているインパクト(見た目とか表情含む)が分かる
- ↑が軽い「気づき」のレベルではなく、自分の信念のレベルが揺らいだりとかなり深い部分で起きる
- 自分の関わりがどういう影響をグループに与えているかが分かる
- ファシリテーターとしてグループへの関わりの幅を広げることが出来る
という、要は自分自身のことをもう一段深く、幅広く知ることができ、それゆえに自分の扱い方が上達する、という感じでしょうか。 ( 参加したら全員こうなる、とかじゃないですよ。)
繰り返しますけど、特に何も資格は得られないし、何の手法も学べません。 関わり合いの中では心理的に負担になる時間がある可能性もあるため、「教えてもらえる」マインドの人にはオススメしないし、「XXが得られます、出来るようになります」がないと嫌な人 (そういう講座に行き慣れている人) は、行かないでください。
私は、自分のファシリテーターとしての研鑽のために、年に1度はTグループかArt of Hostingに参加するようにしているのですが、1年のうち、たった1つしか講座に出ることが出来ないとしたら、このTグループを選びます。
人との関わり合いから学ぶ場なので、対人関係(コーチ、ファシリテーター、カウンセラー、など)の仕事をしている人には特にオススメですが、私は普通の会社員の方もぜひ行かれると良いと思います。職場での自分の在り方、関わり方に思いもよらぬ発見がある、、、かもしれません。
JIEL ( Tグループ・人間関係トレーニング )
*Tグループ自体は南山大学やHILという団体でも主催されているようですが、私が参加したのはJIELという団体のもの。次回は6月2〜7日だそうです!