愛を受け取ることの怖さを知る日 父と私の関係性 (後半)

げんどうゆうこ
今回はこちらの記事からの続きです。前半を読まないと訳のわからない語りになりますので笑、前半から読んでくださいね。

 

 

父の言葉は自分の愛する人へ、「好きだよ」とか「 あなたが大切です 」と伝えるより、「あなたを失うのが怖いです」と伝える方が、ずっとずっと怖い。そして相手へ伝えるぞという勇気 ( =愛)がいる、そんな気がしました。

 

何より、その当時の私も、そして恥ずかしながら今でも、私自身が人に「好きだ」と伝えることはあっても「失いたくない」と伝えたことはないからです。相手へ愛を表現する方法はたくさんありますが、恐れを言葉にすることは言語で伝える最大級の愛の表現なのではないでしょうか。

 

自分は父に「とても愛されていたんだ」ということを実感してからは、少しずつ周りの男性との関係性が変わっていったように思います。例えば、昔はなぜか「生理でお腹が痛い」ということを男性に言ったら怒られる気がしてたのですが、今では言える男性も増えてきたし( しかも言ったところで誰にも怒られてないし…被害妄想も甚だしかったw )、出来ないことを「出来ない」と伝える勇気が出せるようになりました。

 

出来ないと言えない、NOと言えない、勇気出せない、チャレンジできない人って基本的に、自分を条件付きでないと愛せていない人だと思うのね。 ( 断られたら拒絶された自分を許したり、愛したりできない、とか失敗したらその自分を受け入れられない、と言う意味。失敗した自分も愛せる人はチャレンジできます。) 私は、愛されていたということを思い切り受け止めてみたことで自己愛、自己肯定感が高まったため、より自分に素直に生きられるようになっていきました。

 

人は嫌われることを恐れるようで、実は愛されていることを認める方が怖いし、現状に不満を言っているようで、幸せだと気づくことの方が怖いんですよ。だって「嫌われたくない〜」と悩んでるふりする方が、不満を言って被害者ぶってる方が断然楽だからね。 (はっきり言ってそういう人は、幸せを他者依存していて自分の人生始まっちゃおりません。)

 

毎年、3月25日になると父とのこの思い出を思い返しては、周りで失いたくない大切な関係性に想いを馳せるし、心の中でそっと感謝をしています。

 

そして何より、「自分自身が本当に『あなたを失いたくない』と言葉にするような深い愛を抱ける日が来るんだろうか」「今回の人生で、もう1度位は大切な誰かから『あなたを失いたくない』という言葉を聞くことができるんだろうか」とこれからもう叱ってくれる父が傍にいない未来を生きる、自分にも想いを馳せてみています。

 

父が生きていた頃に受けていたであろう愛情を、私は全然受け取れていませんでした。だから私は、自分が誰かを愛してそれが自分の思う形に受け取ってもらえなかったとしても許したいと思う。

 

今、大切な関係性が周りにあるみなさん、その人と過ごせる時間は決して長くはありません。好きな人には好きだと伝え、そして本当に本当に大切な相手には「あなたを失いたくないくらい大切だ」とどうぞ伝えてみてください。

 

その愛は、その時に伝わるかもしれないし、ひょっとしたらあなたの思うようには伝わらないかもしれません。けれどもあなたの深い愛からの一言は、相手のがその愛に気づいた時から、生涯を支える大切な灯火になってくれるはずです。

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