対話の場は話して終わり!? ファシリテーションとハーベスティングの関係性

げんどうゆうこ
今回はファシリテーター Advent Calendar 2016の参加記事です。対話に関心がある人、ファシリテーター向けの記事です。Advent Calendarにはいろんなファシリテーターの方が記事を書いていますので、気になる方はぜひそちらもご覧ください。

 

 

今日は対話の場を開く、または開きたいと思っている方向けの、ハーベスティングに関する記事です。

 

突然ですが、ハーベスティングって何でしょう??

 

 

英語だとHarvesting、つまり収穫をすること。なので対話の場で「ハーベスティング」というと記録することを指しています。

 

 

よくファシリテーショングラフィッカーの方が絵を描きながら、その場で話されている内容を記録していく方法がありますが、それもハーベスティングの手法の1つです。

 

 

対話の場では語られる言葉や雰囲気、エネルギーをその場で十分に味わうことが大切ですが、話をして終わりだけでない場にしたい時にはハーベスティングの力を借りましょう。

 

 

ハーベスティングを行う時に最も大切なことは
いつ、誰が、誰のために、どんな目的で、どんな方法で」記録するのかという視点を持つこと。

 

 

例を使って説明するために、簡単で私もよく使う方法を1つお伝えすると

 

 

チェックインの時に今日の期待・得たいことを&チェックアウトの時に今日得たことを付箋に描いてもらうという方法。 ( こんな感じです↓↓ )

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組織開発研究会ライブの時のもの

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先日実施したNPO団体×プロボノ希望者向けイベントの時のもの

 

 

簡単なのでよく使われる方法だと思いますが、これも厳密に言うと、

 

 

チェックインの時に、参加者が、ファシリテーターのために、参加者の期待に応えるために、(貼り出しておくことで、ファシリテーターが見ながら参加者が知りたいことに沿って説明ができるので)、付箋に書き出すという方法をとる、ということ。

 

 

また、参加者が最初に付箋に書き出すことで、参加の意図に自覚的になってもらうと言う効果も狙っているものです。

 

 

ただ、内容を何でも記録すればいいってもんじゃない。記録をしている時間はどちらかと言うと場が立ち止まるので、わぁっと話が盛り上がっているときなどは止めずに話を深めた方がいい場合もたくさん在るからです。

 

また、記録というと付箋に書く・模造紙に書くが一般的ですが、記録をするというのは絵、写真、動きやポーズで表現する、などなどいろんな方法があります。(私が過去に経験したものだとコラージュする、モール(飾りによく使うやつ)で表現する、というのもありました) 私がよく使うのは付箋・折り紙・カードですね。

 

 

ただ、重要なのは「記録を残す」ことではなく「何のために」残すのか、残したものをどう使うのか、です。逆にいうと目的がなくただ記録するだけなら、そんなのは辞めてしまってその場の対話を深めることに集中したほうがいい。

 

 

けれど、このハーベスティングという視点を持つと、ファシリテーションの幅は格段に広がります。ついついその場の「関わり」に着目しがちなファシリテーション。その場で起きることへの関わりとはまた違う「記録する」という方法で、対話を促進してみませんか。

 

 

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次回は10月10日(水) 19:00〜21:30です。
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