パラレルキャリア歴10年のわたしが伝える! 異なる経験が生み出す価値

[voice icon=”https://yukogendo.com/wp-content/uploads/0007_original.png” name=”げんどうゆうこ” type=”l”]今日はわたしが24歳の頃から10年!実践しているパラレルキャリアについて、わたしなりの経験をお伝えしてみます。自分の可能性、領域を広げたいと感じている方向けの記事になります。 [/voice]

 

 

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そもそも、パラレルキャリアとは?

パラレルキャリアという言葉があります。これは、ドラッカーが明日を支配するものという本の中で使った言葉でわたしが10年前に社会人ボランティアのマッチングサービスを始めたとき(※現在はマッチングサービスは終了) に知り、Webに載せました。 うろ覚えなんだけど、そもそもwikipediaもわたしが書いた記憶がある…笑。

 

企業の寿命はどんどん短くなっている社会では、入社した会社に「一生勤める」と思って入社する人は少ないと思います。

 

私は12年前に新卒で企業に入りましたが、希望の会社に入ったのに「一生勤める」となんて1%足りとも思ってなかったですし。

 

生涯、複数の企業または職種を経験するのが当たり前になる社会がくる、そんな社会で生きるにはパラレルキャリア、つまり複数の領域を持つことが大切だ、ということ言われていましたし、わたしが初めてパラレルキャリアという言葉を知ってから10年。本当にそんな時代に入りつつあると実感しています。

 

本の中にはパラレルキャリアを積む例として、ボランティアとしての経験(アメリカではボランティアも経歴として考慮するようで、LinkedInなどでも記載欄がありますよね)を挙げています。 この事例をヒントに、10年前、社会人ボランティアのマッチングサイトを作ろうと思ったんですよね。懐かしいなぁ…。

 

 

ボランティアからキャリアになったわたしの実例

わたしは、このボランティアサイトの運営経験自体がわたしのパラレルキャリアになりました。

 

このWebサイトでにインタビュー記事を書いていたことから、実際に仕事としてライターやちょっとした編集手伝いの仕事をいただいたこともありますし、ボランティアの集め方の講座の依頼が来たこともあります

 

そもそも、私たちがパラレルキャリアの団体なので、チームは会社より多様性が高く、皆の話し合いをもっとよりよくするにはどうしたらいいのか考えるようになり、わたしはファシリテーションに出会いました。

 

ファシリテーションの講座で学んだことを会議に取り入れるようになり、メンバーで改良したオンライン会議術の講座をしていたこともありますし、そこから派生して企業の会議の研修などをするようにもなりました。

 

実際に対価を得る仕事になっていないことでも例えば、サイトの分析方法などはエンジニアの方に教わったことを今、まさにこのブログの運営に活かしてますし、それぞれ異業界で働く人の持つ常識は、わたしの世界を大きく広めくれています。

 

 

今はファシリテーターのわたしが、これだけブログやらnoteを書くことができるのは、サイトの運営経験から、メディアを持つことの恩恵を知っているから。

 

社会への発信は、自分の力を編集してもらうチャンスを生み出すと実体験しているからです。

 

 

ブログでの発信もおすすめ。

 

 

パラレルキャリアのメリットとは??

 

では、パラレルキャリアのメリットとは何でしょうか。
ここでは大きく分けて3つ記載してみます。

 

 

・自分のペースでキャリアを早く積むことができる
パラレルキャリアは何と言っても経験を増やすことが出来る点が最大のメリットといっても良いでしょう。 わたしが、インタビュー&ライティングの記事を書いていたとき、わたしはIT系のコンサルティング会社に勤めていました。つまり、全く違うジャンルで経験を重ねていました。

 

一見、その時点だけの視点で見ると仕事以外にやることを増やしている人に見えるかもしれませんが、現在のわたしの書くことへの抵抗のなさと、ブログの更新を見てもらえたらこの時の経験が今、いきていることを分かってもらえると思います。

 

また、経験を増やすのは何も別ジャンルじゃなくても構いません。同じ分野であっても経験の幅を広げたいときにはパラレルキャリアとして、同じことを別の場所で行うことを意識していました。

 

ファシリテーションを学び始めた頃で、まだお金をいただくことが難しかったときには、NPOなどで無料でチームビルディングのサポートをすることがありました。しかし、そこで経験を積んだことで、早く経験を積み上げることが出来、お金をいただいて仕事にできるようになったというわけです。

 

・普遍的なスキルが何か分かる
わたしが最初にサイトの運営を始めた頃は、営業ができる、デザインができる、システムができる、というメンバーの中「特にできることがないわたし」だったことに、とてもガッカリしたことを覚えています。

 

運営を始めた頃は旅行会社に勤めていたのですが、自社のシステムを使いこなしているのって、何のスキルでもない(オペレーション覚えただけ)とはっきり分かりました。

 

逆にお客さんへの販売業だったので、電話対応やメールで営業するときには少しは役立つな、とも思いました。

 

今、その会社を辞めたらあなたには何が出来ますか?(勤めている会社の技術、システム、社内資料など完全になしで)  それがあなたの本当の実力です。

 

 

どこでも通用するスキルとは何なのか、それを社会人の早い段階で意識しながら働くことができたのは大きかったです。

 

 

 

・自分だけの、唯一無二のキャリアになる
わたしが以前、旅行会社やITの会社に勤めていたように、その会社に勤めるだけの人、はゴマンといます。でも、それらの会社に勤めながらウェブサービスの立ち上げ経験がある人、はぐっと数が減るのは分かりますよね。

 

自分のオリジナリティを高めて唯一無二のキャリアを築きたかったら好きなことや、得意な分野を掛け合わせてみてください。別領域の経験を掛け合わせることの恩恵は、思ったより大きいです。

 

 

わたしは10年前に旅行会社→ITコンサルの会社に転職しましたが、その時、サービス業界経験者の人はほぼいなかったです。 (周りは、ほぼプログラマー) でもその代わり、ユーザとのやりとりが必要なプロジェクトには優先的に配属させてもらえたし、その後英語を勉強しているとアピールしたら英語が必要なプロジェクトに優先的に配属させてもらえました。

 

わたしはそのコンサルの会社も2年くらいで辞め、フリーになったのですがなぜフリーになれたのかというと、その業界で「出来る人が少ない領域が出来たから」です。(逆に周りの人がほぼ出来たプログラミングは、出来ないままでしたけど、わたしはプログラミングは好きじゃないので、自分1人が出来なくても全く気になりませんでした笑)

 

 

 

パラレルキャリアを始めたい方へ

パラレルキャリアは、特に若いうちに経験を積んでおきたいという方へはとてもオススメです。いくつかアイデアを書き出してみますね。

 

・今、出来ることを別の領域(NPOなど)で試してみる。
現在の会社、仕事で培った経験を、ご自身で別の場所で活かしてみてください。この時、今のあなたが出来ること、出来ないこと(会社の資産を利用していただけのこと)が分かってくると思います。a-con さんやプロボネットサービスグラントさんのプロジェクトに参加してみるのも良いのではないでしょうか。

 

・今のスキル、経験を教えてみる。
note などのサービスを利用して、あなたの経験やスキルを販売してみるのはどうでしょうか。 noteでは音声や動画、イラストなども販売できるはずなので、ぜひチャレンジしてみてください。販売をしなくても自分の経験、スキルを資産化する視点を持つことは長い社会人人生の中で、早めに持った方が良い視点だとわたしは考えています。

 

・副業や発信をしてみる
今はとても良い時代で、Baseなどでネットショップが無料に作れますし、自分でイベントを主催するなどしてお金をいただいても良いと思いますし、副業しやすい環境が整ってきていると思います。ブログでアフィリエイトも良いと思いますし、とにかく収入を得る場所を今と別に、自分で作ってみてください。

 

例えば今月、あと1万自力で稼ぎたいと思ったら、何をしますか? 残業するなどして今の収入を増やすのではなく、別の場所で稼ぐ、という視点を持ってみましょう。

 

・実績を作れるようなオンラインサロンに入ってみる。
今は非常に面白い時代で、お金を払ってオンラインサロンなどに入り、実績を作れる時代になってきました。オンラインサロンはわたしもいくつか入っていますが、最初は入って参加者の様子をみるだけでも勉強になることが多いはず。

 

何より、幅広い人の意見や世界に一気に触れられるのがオンラインの良いところですし、最近ではリモートワークなども増えているため、リモートでプロジェクトや活動に参加する経験を積む上でも有効だと思います。

 

 

 

 

 

 

いかがでしたでしょうか。パラレルキャリアは何より、ずっと実践してきているテーマなので長々と語ってしまいました。もしどなたかのお役に立てましたら嬉しいです!

 

 

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対話ができる関係性・チームを築くために ワークショップデザイン × ファシリテーション でサポートする人。 プロフィール

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