わたしたちのいろ

ファシリテーター ・ システムコーチの玄道優子のブログ。自分自身と他者の関係性を探求する私が、本音ばかりを語ります。

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あなたの仕事は生き方?職業? ファシリテーターを “生き方” にしたい方へ絶対オススメの1冊

   

「ファシリテーションのオススメの本ってないですか?」

 

と聞かれることがあります。ファシリテーションの手法(?)としてこれといってお勧めなものはないのですが、(手法って本からあまり学んでないので) ファシリテーターとして何度も読み直している大切な本は、「かかわり方の学び方」です。

 


 

この本は著者の西村佳哲さんがワークショップやファシリテーションなどの領域の方々にインタビューをしている本なのですが、本当に大好きで、私がファシリテーターとしての在り方を見つめ直したい時に、折をみて何度も読み返しています。2011年に発売された当時にすぐ買ったので(今、見たら持っているの初版だった)ものすごく控えめに伝えても5回は読んでます。

 

初めて読んだ時には分からなかった用語や、捉えられなかった感触や空気感のようなものが、読み返す度に少しずつ、少しずつ分かるようになっていて、その度に「よし!よく頑張った、私!」と自分を大肯定したり、「あ、この言葉やっぱり響くよね」と何度も線を引いている箇所にまた、印をつけたりして過去の自分との対話を楽しんだり。

 

これを読まずにファシリテーターと名乗るなんてもぐり!(言い過ぎ・笑) ってくらいに自分が大切にしている本です。 この本を読んだら私の大切にしている在り方のエッセンスをきっと感じてもらえると思う。

 

 

最近、今一度自分の在り方を見つめ直す時期なので、私の日々は、再びこの本とともにあります。

 

数え切れないくらい線を引いているのですが、ほんの少しだけ引用を…。

自分を安心させるための質問はしません

 

正直じゃないと本当の会話は出来ない。いつも自分の気持ちに正直で、自分の心がどうなっているか分かっていることが大切なのね。だから、自分に対する感性は磨いていなければならないと思っています。

 

他の人が何気なくスルーできる局面で、どうにも引っかかってしまうことなら、そこには自分の課題ないし自分の仕事がある。

 

お互いの価値観や存在を尊重することを知って生きているのと、ただ生きているのは違う。その尊重のないところに、人の成長や進化は生じない。

 

どんな存在と捉えて、どのような立場で関係を持つか。

 

 

ファシリテーター自身の持ち味や感覚が生きている状態で、人にかかわっていく。つまりその人がその人自身と一致していることが、場をホールドする力の一つになるんじゃないか。

 

 

少し引用しただけでも、みなさん、読みたくなりましたよね。

 

そして、毎回私が必ず読んでいるのがあとがき。(お持ちの方はp269をお開きください・笑。)   著者の西村さんが自分はファシリテーターを肩書きとしては名乗っていないのですが、その理由を書いているページです。ファシリテーターとしての肩書きで責任をとる覚悟がないのが1つで、もう1つは “促進する人・される人”と行った枠組みの中では生じにくい動きや働きをより大切に感じているというもの。

 

確かにファシリテーターというと確かに促進する (Facilitate)人という印象がして、自分が人をどこかに向かわせないといけないような気がしますね。でも私は、人と深く人間関係を紡ぐのが好きな人で、思考の声ではなく心の声を聞き合える関係性に囲まれて生きていきたい。(最近は、心の声→魂の声になってきましたが…)

 

だから私は、この本を読み始めた時に心の声に触れる人という自分への願いを込めて(そこに促進する、という意味で)ファシリテーターと名乗ることにしました。(周りのファシリテーター仲間でも、仕事としてファシリテーションをやっていても「肩書きとしてファシリテーターと名乗るかどうか」はその人のスタンスというか在り方が現れているように感じます。)

 

私は「促進する人」という肩書きを自分に課すくらいしてしなければ、チームに対してより深く関わる行動する勇気が出せないなと思ったのです。それくらいに、最初にこの本を読んだ時の私は自信がなく、そして弱かった。弱いままでチームに関わる、そう決めるための手段の1つが「ファシリテーターと名乗ること」だったように思います。

 

でも年月が経ち、最初にこの本を読んだあの頃よりも、私は、少しだけ自分を受け入れられるようになって、勇気が出せる自分になれた。その上で今、今一度自分の肩書きはファシリテーターなのかと問う時期に来ています。まだ、紛れもなくファシリテーターだけれど、肩書きとしてはどうだろう。

 

この赤線は、初めてこの本を読んだ時に引いたもの。この頃はまだ「自分否定期」だったので、自分に刺さる言葉だったな…。何年もかけてようやく「うん、そうだな」とすっと受け入れられるようになりました。

 

 

自分の肩書きを探ることは、今後どう在りたいかを探ること。まだ探求中だから、この記事はちょっと消化不良感が残るかもしれないけれど、大好きな本を紹介したくて書いてみました。

 

 

3年前の記事ですがこちらも。市民の日本語もファシリテーターにお勧めの1冊です。

「ことばはその人の中からその人の力で出てこなければ、力にならない」 あなたが組織でファシリテーションに力を入れなければならない理由



 
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