集めた言葉で冬を過ごす。週末の夜を過ごす夜空のおはなし

げんどうゆうこ
今回は休日にゆったり眺めたい本のご紹介。わたしは言葉を味わう本がとっても好きなんです。

 

 

夜空のおはなし」という素敵な本を見つけました。世界の様々な夜空の写真と星や月に関する物語を散りばめた本。(銀河鉄道の夜、かぐや姫、星の王子様の星や月が出てくるシーンの言葉や星座の成り立ちのストーリーが綴られています。)

 

私、実は小さい頃から星とか月がとにかく好きで、図書館ではよく星座の本を読んでいたし、夏休みの自由研究も星空や惑星の研究をしていました。

 

今日本屋をふらっとしていて見つけたので買って帰宅。星空も好きなんですが、私は自分に響く「言葉」を見つけると更にワクワクします(о´∀`о)

 

小さい頃自宅で「フレデリック―ちょっとかわったのねずみのはなし」という本を読んだのですが、そこで冬眠を迎える準備をするネズミの中で1匹だけ「僕は色や言葉を集めるんだ」と何もしていない(ように見える)ネズミが、冬になって仲間に物語を聞かせ、仲間の心を暖かくするというシーンがあります。その物語を読んだ時から、私にとって言葉ってなんだか特別。人に言葉を褒められると(「げんちゃんの言葉、響いたよ」とか!) とっても嬉しい私です。

 

話が逸れますが、フレデリックの著者のレオ・レオニの絵本が大好きで、このブログのタイトル「わたしたちのいろ」も実はレオ・レオニの「じぶんだけのいろ―いろいろさがしたカメレオンのはなし」という本のタイトルに影響を受けてつけました。自分のだけの生き方を探して色を変えながら進むカメレオンが、自分と似たカメレオンを見つけて共に進んでいくという物語。

 

そんな訳でしばらく週末の夜はこの本を読みながら言葉を楽しんで過ごそうと思います。

1つだけ抜粋してお裾分け。

 

今から一千年以上昔。ペルシャの国に毎日新しい妻を娶っては翌朝に首をはねてしまう残酷な王がおりました。元は偉大な王でしたが、妻に裏切られた悲しみと怒りが、彼から人を愛する心を奪ってしまったのです。

 

そんな王の妻になることを自ら望んだのがシェヘラザードという娘。月と星々の輝きがふたりの寝所に濃い影を落とすころ、王に寄り添ったシェヘラザードは物語を語り始めます。王は時が経つのも忘れて耳を傾けました。そして夜の闇が薄らぎ、空がバラ色に染まるころ、彼女は微笑んでこう言いました。

「続きはまた今夜」

%e3%82%b9%e3%82%af%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%83%b3%e3%82%b7%e3%83%a7%e3%83%83%e3%83%88-2016-12-03-%e5%8d%88%e5%be%8c10-09-43

話の続きが気になった王は、彼女を生かしておきました。次の日も、その次の日も。そうして千の物語が語り尽くされた千日目の夜、王は、満月のような美しさと、聡明な心をもつシェヘラザードを深く深く愛している自分に気づいたのでした。

〜千夜一夜物語〜

 

お気付きの通り、物語の言葉の綴り方も繊細でロマンチックな言葉を選んでいるなぁという印象がしました。とってもオススメです!

 ===============================
開催イベントご案内

(New!) わたしの持っている「はたらき」とは? ありのままの
「はたらき」について探求するダイアログ
8月25日(土) 10:00〜13:00に開催します。
平出 哲也さんと共催  


月に1度の「非構成の場」 寝待月の円坐
次回は8月30日(木) 19:00〜22:00です。
Ordinary worldの中尾聡志さんと共催


「死の対話」 〜死を見つめることは、生を見つめること〜
次回は10月10日(水) 19:00〜21:30です。
INTEGの佐々木薫さんと共催


はじめての方もぜひ、お気軽にご参加ください。
================================