自己紹介は名前しかいらない。いまここから始める関係性の紡ぎ方

げんどうゆうこ
今日はコミュニケーションに関する記事。周りの人とより良いコミュニケーションをとるためにヒントが欲しいなという方、ぜひお読みください。

 

突然ですが、皆さんは「自己紹介して下さい」と言われたらどんなことを話しますか。

 

 

 

 

名前、年齢、所属、肩書き、何をしているのか、何に関心があるのかなど、自分のことを話すると思います。

 

 

もちろん、「IT業界で働いています」と自己紹介で言えば、その場にいるIT業界の人は「私もです!」と声をかけてくれる確率が上がりますし、そうやって共通項があるとそこから話題が広がります。そうやって人間関係を作っていくことは多いですし、私もこれまではそうしていました。

 

 

ただ、今の私は求められなければ、名前以外の情報は他の人ほど積極的には開示しません。
(もちろん、聞かれたら快く答えるし、関係がスタートした人には開示していきますよ )
それは、関係性は過去の自分が何してきたかではなく、「いまここ」から始めるものだと考えているから。そしてその方がよっぽど自分にとって心地よい関係が築ける実感があるからです。)

 

 

 

こう考えるようになったのは、過去に参加した「自分の仕事をつくる」などの著者で知られる西村佳哲さんのインタビューのワークショップに参加したときからです。このワークショップは参加の際にあるルールが提示されるのですが、それがなんと「自己紹介禁止ルール」

 

名前、住んでいるところの地名位は明かしてOKなのですが、職業やなんの仕事をしているのか・していたか、なにを学んでいるのかなど、個人の仕事につながる情報はタイミングがくるまで明かさない。というルール。うっかり聞かれたらにっこり微笑んで答えない笑。

 

・・・というメールが西村さんから送られてきます。ワークショップは5泊6日なのですが、「いまここにいる私とあなた」というレベルで関わり始める時間にしたいので、この「自己紹介禁止」ルールを取り入れているのだそう。他の参加者が何してる人とか、全く知らずに過ごしましたし、その後しばらく知らないままの人もいました笑。

 

人と関係を築くのに「何をしているか」や「どこに所属しているか」なんて無くてもいいんですよね。私は参加者の中でも年下だったこともあり、このルールがあることで他の場よりも楽に過ごすことが出来ました。肩書きや、やってきたことではなく、今この瞬間、どんな表情で相手と接するか、どんな言葉を使うのか、その人の在り方に触れてみたい、というところから関わってみる。

 

学生の頃やもっと小さい子どもの頃って「何をしているか」なんて無くて「ただ一緒にいるのが楽しい」から共に時間を過ごしていたはず。

 

それなのに、社会人になった途端、肩書やら何をしているか +α の情報を付けたがる心理って何なんでしょうね。自己肯定感の低さなのか。今の自分以上に見せたい、見せなきゃ相手と関係性がスタートできないと思っているからなのか。 (今の自分以上に見せなければ関係がスタートしない人は「自分の人生に現時点で、必要な人ではない」と私は思ってしまうのですが。疲れちゃいますし。)

 

私は、浅く幅広い関係よりも、深く自己開示し合える関係を好んでいます。なので、肩書とか何をしているからではない関係性のはじまり、に関心が湧くのかもしれません。

 

 

たまには自分は他人とどんな風に関係が始まっているのか、続いているのか、考えてみるのはいかがでしょうか。肩書きや役割でつながっていますか。それとも、お互いの関わりをベースにつながっていますか。

 

 

今の私は、(特に年上や実績ある人と知り合う時など)あまり社名や業界や、普段なにをしているとかを最初に聞いて先入観を持ってしまうよりも、今この瞬間の目の前の人の関わりをみて知り合っていく方が楽なんです。皆さんは、いかがでしょうか。

 

 

ちなみに、私が参加したインタビューのワークショップ。今後も年に1〜2回開催されるようです。気になる方はぜひリビングワールドのホームページをチェックしてみてください。

 

 

ちなみに私は西村さんの著者を全て買ってるほどの信者(笑)です。このブログでもお勧めの本をたくさん紹介しようと思います! (下記は、自分の仕事を捉え直ししたいときにお勧めの1冊。特に前書きがとても響く文章なので、立ち読みだけでも・・・!)

自分の仕事をつくる (ちくま文庫)